生命工学基礎実験第一を修得していることを前提に、より広い分野を含む実験の基礎技術を学ばせることで、実験研究を遂行する能力を養う。
実習を完了すると、より専門的な実験研究を行う際に必要になる、実験誤差の概念、抽出、クロマトグラフィー、遠心分離法、電気泳動法、有機分析法などを習得しているはずである。特に、生化学、有機化学、物理化学については、より専門的な技能を身に付けることができるはずである。
生命工学実験、生化学、有機化学、物理化学、分離
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各実習の前半30分程度は、当日行う実習内容の講義を行う。テキストの予習と講義内容をもとに実習を行い、不明な点はティーチングアシスタントなどの指導を仰ぐ。当日目標とする内容を達成できたら、ティーチングアシスタントに報告し、後片付けをし、データの整理を行う。レポートは当日提出の場合と後日提出の場合がある。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 第1回 基本操作1 第2回 基本操作2 第3回 生化学1 第4回 生化学2 第5回 生化学3 第6回 生化学4 第7回 有機化学1 第8回 有機化学2 第9回 有機化学3 第10回 有機化学4 第11回 生化学5 第12回 生化学6 第13回 物理化学3 第14回 物理化学4 第15回 総評 | 第1回 生化学実験用溶液の調製 第2回 誤差の取り扱い、実験に用いる水 第3回 遠心分離法によるタンパク質の分離 第4回 カラムクロマトグラフィーによるタンパク質の分離 第5回 電気泳動ゲルの作製 第6回 電気泳動法によるタンパク質の分離 第7回 薄層クロマトグラフィーの理解 第8回 薄層クロマトグラフィーによる有機化合物の分離 第9回 液-液抽出による有機化合物の分離 第10回 有機定性分析法 第11回 酵素反応のキネティクス 第12回 脂質の抽出と分類 第13回 分配率 第14回 BASICによるプログラミング 第15回 全体のまとめと反省 |
生命工学基礎実験第一・第二 東京工業大学・生命理工学部・生命工学科 編
各テーマの担当教員から参考書の紹介がある。
実習(40%)、レポート(60%)
生命工学基礎実験第一を受講すること。