コンピュータサイエンスとはコンピュータによる問題解決、計算、プログラミングなどに関して、その原理から実践までを科学的、数学的に研究する分野である。本講義では理工系学生が将来の研究や仕事をする上で必要なコンピュータサイエンスの基礎を学ぶ。具体的には次の項目を学ぶ。
・基本的なプログラミング(Pythonを用いる)。
・アルゴリズム理論の基本(ソートアルゴリズムを題材にする)。
基本的なデータ構造と基本的な制御構造を用いたPythonプログラムを書けるようになる。代表的なソートアルゴリズムを理解し、アルゴリズム理論の基本を理解する。
プログラミング,Python, アルゴリズム, ソート
専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業中に、講義とともにプログラミング演習もあわせて実施します。授業では、理解を確認するための宿題やレポート課題を出します。また授業中に小テストを行うこともあります。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | プログラミング (1) | Pythonプログラムの実行。四則演算、変数、代入など。 |
第2回 | プログラミング (2) | 基本的な制御構造。if, while など。 |
第3回 | プログラミング (3) | 配列や文字列を扱うプログラム。 |
第4回 | プログラミング (4) | 再帰的なアルゴリズムと再帰的な関数。 |
第5回 | アルゴリズム(1) | 選択ソート、挿入ソート、マージソート、クイックソートなど。 |
第6回 | アルゴリズム(2) | ソートアルゴリズムのプログラム実験。 |
第7回 | アルゴリズム(3) | 実験結果の理論的考察。計算量の解析。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定なし。
講義資料は T2SCHOLA を用いて配信する。
成績は、授業中に実施する宿題、レポート課題、小テスト等により評価する。
本授業では、プログラミング演習の自習のために自宅で PC(Windows PCもしくはMac) が利用できることが望ましい。また、情報リテラシ第一 (LAS.I111) を履修していることが望ましい。
新入生は指定されたクラスで履修してください。例外的にクラス変更が認められる場合がありますが、水曜日への変更はできません。
水曜日のクラスは新入生が多いので、新入生以外の学生の履修は認めません。新入生以外の学生は月曜日または木曜日の a クラスを履修してください。
受講時は常に学生証を携帯して下さい。