諸君はデジタルネイティブと呼ばれていますが,学術的な場における情報活用の準備は整っていますか?この授業を受講することによって,大学生活において必要とされる情報活用能力のうち,主に情報へのアクセスの面に焦点を絞り,(1) 世間で常識とされる一般的な知識の習得,(2) 情報を円滑に活用するための実践能力の訓練,そして (3) 本学が提供している各種学術情報の利用方法の理解ができます.また,併せて,情報化社会において責任のある個人として行動する規範を学びます.
各種の情報や実験データの加工・処理,科学技術文書の執筆,プレゼンテーションの方法は情報リテラシ第二で扱います.
【到達目標】 各種情報サービスについて正確に理解をすること,本学の情報ネットワーク環境を知るとともに日常的な作業を円滑にできる能力を身につけること,情報セキュリティと情報倫理について正しく理解した上で,適切に行動できること,情報システムを用いて情報化社会のなかで円滑に意思疎通を行い,情報をやりとりできること.
【テーマ】 デジタル情報とインターネットを円滑に利用できることは本学ですごす間も社会に出たあとも不可欠な能力です.
情報リテラシ
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義をするなかで実習課題にも取り組んでもらいます.授業を通して小テストを実施します.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 電脳東工大への入学:情報社会と個人,本学ネットワークの利用規則,各種情報資源の概要,東工大ポータルへのアクセス,東工大ウェブメール | 東工大ポータルにアカウント登録を行い,東工大メールが利用できるようになる. |
第2回 | 学内の情報基盤 | 東工大ポータル,ファイルシステムの構成,パソコンや携帯機器を介したメールシステムの利用方法 全学教育用電子計算機システムとそれを支える基盤システムである東工大ポータル,東工大メールシステムの構成について学ぶとともに,東工大メールを私有のパソコンや携帯機器から円滑に利用できるようになる. |
第3回 | サイバースペースにおける会話 | 電子メール,チャット,掲示板;ネチケット,セキュリティ,個人情報保護,議論の炎上 サイバーネットワークのひとつの重要な機能は,アイデアや情報を交換するとともに分散環境において合意掲載を行うことである.状況や目的に応じた適切な手段について理解すること. |
第4回 | 図書館情報検索 | 図書館が提供する学術情報資源へのアクセス、図書館資料の利用と著作権 |
第5回 | 学術情報へのアクセス | 学術論文の検索 |
第6回 | インターネットとウェブ | ンターネット上のサービスと携帯機器の連携,情報の活用と情報社会への参画 |
第7回 | 情報セキュリティと情報倫理 | 法体系,メディアリテラシー |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
講義資料はオンラインで配布します.
米崎直樹, 脇田建著,新版:コンピュータリテラシ: 情報環境の使い方,オーム社
学内の計算資源、情報資源を円滑に活用する能力を評価する。成績評価は講義中の課題による。期末試験は実施しない。
履修の条件を設けない