2023年度 アイディアが飛び交う遠隔議論ベーシック   Bringing Ideas in Remote Discussion Basic

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
広域教養科目
担当教員名
川島 佐保  西條 美紀  小泉 勇人 
授業形態
演習    (ライブ型)
メディア利用科目
対象
曜日・時限(講義室)
集中講義等   
クラス
-
科目コード
LAW.X150
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2023年1月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

ウインタープログラムは、11月下旬から2月上旬に、世界トップレベルの理工系大学より学生を受入れ、国際的に話題となっているテーマについて東工大生と一緒に講義を聴きながら議論し理解を深める授業プログラムを提供する。また、先端企業見学や日本文化体験、東工大生との交流会など、留学生が日本の技術や文化への理解を深めるためのイベントを開催する。
2023年度も一昨年度、昨年度に引き続きオンラインで実施し、東工大と海外の協定校の大学との遠隔交流プログラム「Bringing Ideas in Remote Discussion (BIRD)」として実施する。今年度の共通テーマは「和食文化とエンジニアリング」とする。
和食は今から10年前にユネスコ無形文化遺産として登録されている。それもあって、日本人の伝統的な食文化は海外でも注目される機会が年々増えている。和食の4つの特徴は「自然の尊重」、「健康を支える栄養バランス」、「多様な食材と調理技術」、「年中行事との関わり」があげられ、日本の観光でも郷土料理を食べることが人気となっている。いっぽう、グローバルな社会に目を向けると、国連WFPも述べているように、世界の政治・経済の情勢や災害、コロナ禍、気候変動、そして肥料の価格高騰が重なり、かつてないほどの食糧危機が懸念されている。
今回のプログラムでは、和食文化にまつわるエンジニアリングの力によって社会の食糧問題が改善されてゆくような取り組みを講義や企業訪問で学ぶ。
履修登録は本コースへの選抜確定後、東工大ポータルから追加申告によって行う必要がある。応募方法についての詳細は9月下旬に案内がある。

到達目標

このプログラムを修了することによって、次の成果が期待されます。
(1) 講義を通して、和食にまつわるエンジニアリングについて知識を高める。
(2) 専門性や社会環境、文化背景が異なる参加者とのグループワークの中で、コミュニケーション力を身につける。
(3) 東工大と海外協定校双方の学生間のネットワークを築く。

キーワード

東京工業大学ウインタープログラム2023、海外協定校、ヴァーチャル交流プログラム、学生交流、和食、スマート農業、フードエンジニアリング

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

東京工業大学による3つの講義とグループワーク、食品企業の現地見学により理解を深め、プログラム最終日には総括のプレゼンテーションを行う。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 事前学習 任意参加 国立科学博物館『和食展』見学(12/8, 7-8時限) ※ 授業開始時間に現地(国立科学博物館入口)に集合。参加には博物館の見学料(1,370円)と交通費がかかります。 和食展の見学により、和食文化について理解を深める。
第2回 事前学習1 (1/19, 7-8時限) グループワークに便利な英会話表現を習得する。
第3回 事前学習 2 (1/26, 7-8時限) 国際的な授業履修のための英語ライティングスキルを習得する。
第4回 事前学習 3 (2/2, 7-8時限) 和食とフードエンジニアリングにまつわる話題に英語でふれる。
第5回 オリエンテーションと開講式 (2/9) オリエンテーションと開講式において、プログラムのスキームを確認し、他の参加者と初顔合わせを行う。
第6回 講義1(2/9) 山田拓司准教授「発酵食品と微生物ゲノム」 講義を聴いて、和食にまつわるフードエンジニアリングについての知識を深め、グループワークでの課題を準備する。
第7回 自己紹介(2/9) 自己紹介をしながら、両大学の参加者のことをより理解する。グループ分けのあと、講義1について話し合う。
第8回 講義2 (2/13) 山村雅幸教授「サステイナブルな農業と土壌」 講義を聴いて、和食にまつわるフードエンジニアリングについての知識を深め、グループワークでの課題を準備する。
第9回 グループワーク1 (2/13) 新しく発明してみたいエンジニアリングについてのアイデアを出し合い、目標を定める。
第10回 講義3 (2/14) 高橋秀治准教授「スマート農業とロボティクス、情報技術」 講義を聴いてスマート農業についての理解を深める。
第11回 グループワーク2(2/14) 講義を聴いて、フードエンジニアリングに日豪の地域や食文化の話題をまじえどのようなイノベーション事例があるのかをグループで調べ、自分達のオリジナルなエンジニアリングのアイデアを模索する。
第12回 企業見学 (2/15) オイシックス社 協力「山梨の農家訪問」 農家を訪問し、サステイナブルな農業についての取り組みを学ぶ。
第13回 グループワーク3(2/15) これまでの講義や企業見学、グループワークでの話し合いをもとに、新しい発明をするためのアイデアを出し合う。
第14回 グループワーク 4(2/16) アイデアを実行するための計画書をグループで作成する。
第15回 グループワーク 5 (2/19) グループワークでプロジェクト案を考え、学習発表会へ向けて準備をはじめる。
第16回 文化交流 (2/19) 日豪文化交流の時間を設ける。
第17回 学習発表会(2/20) グループ・ワークの成果を報告する。

教科書

特に指定しない。

参考書、講義資料等

特に指定しない。

成績評価の基準及び方法

講義への出席、およびグループ・ワークでの貢献度、最終発表を総合的に加味して、合否判定による成績評価を行う。

関連する科目

  • LAW.X358 : アイディアが飛び交う遠隔議論
  • LAW.X434 : アイデア、ライティングとコミュニケーション
  • LAW.X364 : 東北共修キャンプ

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

履修登録は本コースへの選抜確定後、東工大ポータルから追加申告によって行う必要がある。応募方法についての詳細は9月末に案内する。

その他

履修登録は本コースへの選抜確定後、東工大ポータルから追加申告によって行う必要がある。応募方法についての詳細は9月末に案内する。

このページのトップへ