2015年に採択されたパリ協定では,175ヵ国が産業革命前からの世界の平均気温上昇を2度未満に抑えることが合意された。本コースでは,気候変動に関する課題と今後の可能性について,国レベルおよび国際レベルでの技術,政策に関する選択肢について学ぶ。
本コースでは,エネルギーに関連した技術,政策およびそれに対する気候変動への影響について学ぶ。具体的には以下の通り。
(1) 分散エネルギーシステムについての,国,地域,セクター,文化的視点等の観点からの理解。
(2) エネルギー選択が気候変動に与える影響,また,エネルギー保障,環境汚染,経済的競争力の優先順位の考え方についての理解。
(3) 気候変動対策のためのレジリアンス強化のための行動の可能性についての理解。
パリ合意,エネルギー,化石燃料,電力,環境汚染
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
1クラスにつき気候変動とエネルギーに関連する3つのトピックについて学習する。資料に基づく学習の後,質疑応答等を行う。3つのトピックを学習するごとに,課題解決についての議論を行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 11/12 (月)10:45--14:50 導入:気候変動とエネルギ 世界のエネルギーシステムの歴史と現状 再生可能エネルギーとエネルギー効率 | 1.3つのトピックのまとめと質問(A4 1頁) 2.ディスカッショントピックの提案(1-2つ) |
第2回 | 11/15 (木)10:45-14:50 核エネルギー エネルギー供給の多様化と効率 スマートシティ | 1.3つのトピックのまとめと質問(A4 1頁) 2.ディスカッショントピックの提案(1-2つ) 3.質問に対する回答 |
第3回 | 11/19 (月)10:45-14:50 技術革新 低炭素社会構築に向けた選択肢 コベネフィット | 1.3つのトピックのまとめと質問(A4 1頁) 2.ディスカッショントピックの提案(1-2つ) |
第4回 | 11/22 (木)10:45-14:50 気候変動の適応策と防災に対するレジリエンス グローバルレベルでの低炭素化に向けた国際的枠組みと国レベルの政策 最終発表(気候変動とエネルギー問題について,一般市民を巻き込むアイディアについて) 将来に向けた展望 | 1.3つのトピックのまとめと質問(A4 1頁) 2.ディスカッショントピックの提案(1-2つ) 3.最終発表の準備 |
Woods Hole Institute Primer on Climate Change (https://whrc.org/publications-data/understanding-climate-change-a-primer/); Sustainable Energy without the Hot Air by David McKay (https://www.withouthotair.com)
その都度提供
講義への参加:40%
質問への回答:30%
最終発表: 30%
代数,単位変換
講義日程:11/12 (月), 11/15 (木),11/19 (月), 11/22 (木)
各日 10:45-14:50
講義室: S512