概要:世界のグローバル化に伴い、キャリアの形成に関しても、グローバルな視点を養うことが求められる。科学者・技術者には、グローバル化する世界の中で働き、問題解決に取り組むための知識と技術が求められる。「グローバル」とは、国家間のつながりを理解 し、異なる文化のなかに相違点と類似点を認めることを意味する。本講義では、客観的及び主観的なデータの収集と分析に重点を置いたグループワークを通じて事例研究を行う。本講義は、グローバル理工人概論1~4に分かれている。グローバル理工人概論1は欧米編、グローバル理工人概論2と3はアジア編、グローバル理工人概論4はタイのチュラロンコン大学との共同講義である。
ねらい:グループワークを通じ、1) 異文化理解を深め、2) 現代社会で我々に影響を与えている相関的な問題について学び、3) 国際性を高め、4) グローバルに活躍するための能力の基礎を身に着ける。
科学者・技術者として知っておくべき世界の問題について知識を深めるために必要な以下のようなスキルと経験を獲得する。
1.データを収集しその信頼性を測る。
2.複数の意見を調整し、方向性を確定し、合意形成を図る
3.問題に対し批判的な視点を持つ
4.英語で調査や議論を行う。
タイ、チュラロンコン大学、国際PBL、科学教育と技術、地域理解
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
東工大とタイ・チュラロンコン大学の学生で構成されるグループが共通課題を選定し,共同作業を行う問題解決型のグループワークです。
遠隔教育、教材開発、学習管理システム等をキーワードに、日本・タイの双方の事情を共有し、相手国との意見交換等を基にした提案を行います。
本講義は夏休みの東南アジア超短期派遣プログラム(タイ)とセットで実施されます。
共通のテーマ(科学教育と技術)について、①現地訪問、②遠隔によるグループワーク、③タイ学生受入れを行います。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | グループワーク説明、メンバー紹介、トピック決定 (8/10) | トピック決定、選択理由等について準備 |
第2回 | 講義 (8/10, 29, etc.) | 講義等を参考にグループワークの準備 |
第3回 | 日本、タイの基礎情報の共有、調査計画の発表 | 日本、タイの基礎情報の把握 (人口、面積、政治体制等) |
第4回 | トピックの現状の共有 | トピックの現状の把握 (現状と問題点等) |
第5回 | 日本、タイの共通点、相違点等共有 | 日本、タイの共通点、相違点等準備 |
第6回 | 日本、タイそれぞれの提案の共有 | タイの意見を取り入れた提案を作成 |
第7回 | 日本とタイの協力関係について議論 | 日本とタイの協力関係について議論 |
第8回 | 最終発表 | レポート等準備 |
なし。
授業時に適宜配布
1) グループワーク 10%
2) レポート担当章 30%
3) 個人感想文 30%
4) レポート全体 10%
5) グループ発表 10%
6) グループディスカッション 10%
英語でのグループワークを遂行出来る英語力