2024年度 伝統技術と国際協働   Traditional Technology and Intercultural Collaboration

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開講元
アントレプレナーシップ科目
担当教員名
村上 理映  太田 絵里  渡邊 玄  小林 郁夫  松崎 由理  BEKTAS YAKUP 
授業形態
講義 /    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 5-8  
クラス
-
科目コード
ENT.G351(LAW.X371※)
※2023年度までの入学者は読み替えてください
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1-2Q
シラバス更新日
2024年4月4日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

講義及びビデオ教材による自主学習,日本人学生と海外出身の学生との国際協働(異文化グループワーク,実習)を通じて、
1. 伝統技術(たたら製鉄)及び和鉄への理解を深める。
2. 和鉄の素材としての特徴,日本及び諸外国の文化的・歴史的・社会的背景をふまえて,現代における和鉄・伝統技術のあり方を考え、新たな製品及びサービスを提案する。

※「授業計画」に記載された日程、場所を,よく確認すること。

到達目標

1. 各国(母国含む)の伝統的な製鉄技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の特性等を理解する。また、母国の伝統的な技術の誇れる点を見出す。
2. 異なる国籍の学生同士のグループワークを通じ、国際協働力を習得する。
3. 和鉄の素材としての特徴を踏まえ、多面的・グローバルな視点から、伝統技術の産物としての和鉄とその製造工程が、現代において展開可能な製品及びサービスを提案する。

キーワード

伝統技術の保全と価値創造、和鉄、たたら製鉄、国際協働

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

「授業計画」に記載された日程、場所を確認すること。
1. 講義,ビデオ及びスライド教材による学習。
2. 伝統技術,関連する産業,歴史や文化,社会的背景,伝統鉄の利用に関する情報収集。
3. 異文化グループワークによる情報共有。
4. ①炭切り,②たたら製鉄(簡易版),③刀鍛冶工房での日本刀鑑賞の実習。
5. 授業内外のグループワーク。
6. 上記すべてを通じ、伝統技術の保全と価値創造、展開方法について考える。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 5/15(水)13:30-17:05 @大岡山 講義: ・オリエンテーション ・和鉄の特徴(現代鉄との違い)、日本刀の製造工程、和鉄製品の鑑賞 <個人課題> ・オンライン教材の視聴、クイズ回答、フォームに感想入力(日400字以上or 英200 words)(5/22(水)9:00まで) ・各国の古代製鉄(歴史,社会的背景,関連産業、現在へのつながり含む)について調べ,10分の発表スライドを準備。(英)(重複しないようグループ内調整)(5/22(水)9:00まで)
第2回 5/22(水)13:30-17:05 @大岡山 講義: ・日本社会における日本刀の位置づけの歴史 グループワーク: ・各自調べた古代製鉄の歴史をグループ内で共有 ・発表: グループ内での議論をまとめて全体で発表(共通点、相違点、特徴的な点など) 〈個人課題〉 ・奥出雲に関するスライド教材から、「印象に残ったこと」「自分が調べた国と比較して、現在につながっている点」をまとめる。T2schola提出(日1000字、英500words)(6/5(水)9:00まで)
第3回 6/5(水)13:30-17:05 @すずかけ台 実習: ・松田次泰刀匠のビデオ鑑賞 ・炭切り 〈グループ課題〉 ・「今の時代において、各国では、伝統技術の価値がどのように位置づけられていて、それを保全するためにはどうすればよいか」の仮提案(様式自由) (6/12(水)9:00まで共有フォルダー内提出) ・進捗は共有フォルダーで確認
第4回 6/8(土)8:50-17:00 @すずかけ台 実習: ・たたら製鉄(簡易版) 予備日:6/15(土) 〈グループ課題〉 ・進捗は共有フォルダーで確認
第5回 6/22(土)9:00-16:00 @千葉市内(松田次泰刀匠工房) 講義・実習: ・日本刀に関する講義 ・日本刀鑑賞 〈グループ課題〉 ・実習を経たうえで、アイデアをブラッシュアップし、共有フォルダーでスライドを提出(英)(6/24(月)9:00まで) 〈個人課題〉 ・松田次泰刀匠工房での講義・実習についての感想レポート(日400字、英200words)(T2scholar提出) (6/26(水)9:00まで)
第6回 6/26(水)13:30-17:05@大岡山 グループワーク: ・シャッフルグループワーク ・グループワーク ・「和鉄・伝統技術の発展・展開についての提案」最終発表 <個人課題> 自国の歴史的・文化的・社会的背景等を考慮した和鉄・伝統技術の展開・発展のアイデアについて、最終レポートにまとめる。グループの提案を参考にしてもよい。 (日本語1600字または英語800words)(7/5(金)9:00まで)(T2schola提出)

教科書

なし

参考書、講義資料等

講義中、必要に応じて配布する。

成績評価の基準及び方法

講義への参加:10%
自国の伝統技術についての調査:20%
実習での取り組み:20%
グループワークへの貢献:20%
グループ提案発表(グループ評価):10%
個人提案レポート(日本語・英語いずれも可):20%

関連する科目

  • ENT.G352(LAW.X372※) : 伝統技術とプロダクトデザイン
  • ENT.G451(LAW.X451※) : 伝統技術と国際協働特論
※2023年度までの入学者は読み替えてください

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

・英語で留学生とグループワークを進められる程度の言語運用能力があること。
・日本の伝統技術(たたら製鉄)、その産物である伝統的和鉄に興味があること。
・ENT.G352 :伝統技術とプロダクトデザインを、併せて履修することを推奨する。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

アントレプレナーシップ教育機構 グローバル教育実施室 村上 ghrd.info[at]jim.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前に連絡のこと

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