境界領域を開拓していくには異分野の⼈たち(研究者,開発者,技術者等)との交流が不可⽋である。本講義では,異なる研究分野の従事者に⾃分の研究内容をわかりやすく伝える技術(わかりやすい論理,⾔葉,図等)を練習する場を提供する。
この授業を通して,専⾨分野の異なる⼈たちに⾃分の研究内容を説明する際に,どのような点に配慮する必要があるかをスライド(パワーポイント)による発表とディスカッションを通じて考え,わかりやすい説明の仕⽅を⾝につけてほしい。
本講義を履修することによって次の能⼒を修得する。
1)異なる分野の⼈たちに,⾃分の研究を言葉でわかりやすく説明できる
2)スライド(パワーポイント)をわかりやすく作ることができる
3)聴衆との議論を通じて研究内容を深め広げることができる
スライド,プレゼン,質疑応答,理解力,コミュニケーション力
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
計4回の集中講義では,(1)言葉によるわかりやすい説明,(2)わかりやすいスライド作成,(3)効果的な疑応答,の技術を学びます。受講者は全員毎回発表して,他の受講者や講師からアドバイスを受けます。このため1クラスの聴講者は10名以内を⽬途とします。講師はわかりやすく伝えるポイントをスライドで解説し,受講者と共有します。なお授業後には授業計画に示した課題を行い,次の授業に向けて発表準備をしてください。
Zoom講義のURL情報、レポートのアップロード、講義資料のダウンロードなどは「T2SCHOLA」を使用します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 6⽉14⽇(⾦) 13:30-15:10, Zoom 講義の進め⽅,専門外の人に向けた1分間の研究紹介(受講生),プレゼンテーションのためのアウトライン・スライドの作り方 | プレゼン構成を示す1ページのアウトライン・スライド |
第2回 | 6⽉21⽇(⾦)13:30-15:10, 15:25-17:05, Zoom アウトライン・スライドを用いた研究紹介(受講生),質疑,パワーポイント(PPT)デザイン | 研究紹介用の10分プレゼンPPT(スライド10枚程度) |
第3回 | 6⽉28⽇(⾦)13:30-15:10, 15:25-17:05, Zoom 専門外の人に向けたPPTによる10分間の研究紹介(受講生),質疑,A4要約文書 | プレゼン内容を説明するA4要約文書1枚, 改良版10分プレゼンPPT |
第4回 | 7⽉5⽇(金)13:30-15:10, 15:25-17:05, Zoom PPTによる10分間の研究紹介と質疑,相互に改善指摘(受講生) | PPTによるプレゼンの自己評価と改善点 |
必要に応じて資料を配布する。
1分で話せ,伊藤, 羊一,ISBN: 9784797395235,東工大図書請求番号336.4/I
アメリカの大学生が学んでいる「伝え方」の教科書,スティーブン E. ルーカス,ISBN: 9784797383423,東工大図書請求番号809.4/L
研究を視覚的に伝える,遠藤潤一・齋藤芳子, https://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/file/infodesign_re.pdf
発表用の資料およびPPT,発表技術と質疑応答とから評価する。
講義を⽋席した場合には成績を減点することがある。
博士課程に入学して6カ月が経過するまでは、この科目を履修できません。
iidpinfo[at]jim.titech.ac.jp
相談日時についてはメールで受け付ける。
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