境界領域を開拓していくには異分野の⼈たち(研究者,開発者,技術者等)との交流が不可⽋である。本講義では,異なる研究分野の従事者に⾃分の研究内容をわかりやすく伝える技術(わかりやすい論理,⾔葉,図等)を練習する場を提供する。
この授業を通して,専⾨分野の異なる⼈たちに⾃分の研究内容を説明する際に,どのような点に配慮する必要があるかをスライド(パワーポイント)による発表とディスカッションを通じて考え,わかりやすい説明の仕⽅を⾝につけてほしい。
本講義を履修することによって次の能⼒を修得する。
1)異なる分野の⼈たちに,⾃分の研究を言葉でわかりやすく説明できる
2)スライド(パワーポイント)をわかりやすく作ることができる
3)聴衆との議論を通じて研究内容を深め広げることができる
スライド,プレゼン,質疑応答,理解力,コミュニケーション力
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
計4回の集中講義では,(1)言葉によるわかりやすい説明,(2)わかりやすいスライド作成,(3)効果的な疑応答,の技術を学びます。受講者は全員毎回発表して,他の受講者や講師からアドバイスを受けます。このため1クラスの聴講者は10名以内を⽬途とします。講師はわかりやすく伝えるポイントをスライドで解説し,受講者と共有します。なお授業後には授業計画に示した課題を行い,次の授業に向けて発表準備をしてください。
Zoom講義のURL情報、レポートのアップロード、講義資料のダウンロードなどは「T2SCHOLA」を使用します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 6⽉16⽇(⾦)13:45-15:25, Zoom 講義の進め⽅, 受講理由を含めた受講生の短い自己紹介,印象的なプレゼンとは,Dr’s K-meetのプレゼン資料 | 自己紹介用の1枚スライドのPPT,以前制作した研究発表ポスター(PDF) |
第2回 | 6⽉23⽇(⾦)13:45-15:25, 15:40-17:20, Zoom PPT1枚で3分間の自己紹介,自己評価と改善点相互指摘, ポスター発表の体験紹介,ポスターや説明用資料のデザイン | 研究発表用資料またはポスター1枚(A4),以前制作した不出来なPPTスライド数枚 |
第3回 | 6⽉30⽇(⾦)13:45-15:25, 15:40-17:20, Zoom ポスター1枚で5分間の研究紹介,自己評価と改善点相互指摘, 不出来なPPTの改善箇所説明,PPTの構成とデザイン | 研究内容を10分間で説明するためのPPTスライド(10枚程度) |
第4回 | 7⽉7⽇(金)13:45-15:25, 15:40-17:20, Zoom PPTにより10分で研究内容プレゼン,質疑,改善点相互指摘 | プレゼンの自己評価結果:伸ばす点と改善点 |
必要に応じて資料を配布する。
研究を視覚的に伝える,名古屋大学高等教育研究センター, https://www.cshe.nagoya-u.ac.jp/publications/file/infodesign_re.pdf
プレゼンテーションの教科書,脇山真治著,日経デザイン編, ISBN-10: 4822264963
Power Point スライドデザイン, 宮野公樹著, 化学同⼈, ISBN-10: 4759811753
発表用の資料およびPPT,発表技術と質疑応答とから評価する。
講義を⽋席した場合には成績を減点することがある。
博士課程に入学して6カ月が経過するまでは、この科目を履修できません。
iidpinfo[at]jim.titech.ac.jp
相談日時についてはメールで受け付ける。
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