・この講義は日本経済団体連合会(経団連)との連携プログラムであり、講師は現役の企業のマネージャーである。グループ討議においては企業の実務担当者であるファシリテーターからアドバイスを受ける。今年度は富士通(株)との連携により講義を進める。
・「製造業がサービス業への自己変革を求められる時代の既存大企業と研究所の在り方」をメインテーマとして、数名単位のグループで、社内研究所で開発した技術の事業化や、研究所と事業部門との連携、研究者のキャリアパス、研究所における基礎研究といった関心のある具体的な課題を自ら設定し、グループ討議を重ねたうえで新鮮な提案を行うことが主眼である。研究開発や事業に携わる現役の企業関係者が関連する経営環境や技術の紹介を行うとともに、グループ討議などをサポートすることとなっている。第1回目と第3回目の講義はZOOMで実施し、第2回目は富士通研究所(武蔵中原)を訪問する予定である(状況によってはZOOMになる可能性あり。)。
・博士後期課程の全専攻の学生を対象としており、知識、発想法の異なる多様なメンバーによるグループ討議により課題解決へ向けた取り組みを実体験し、報告し合い、企業側からコメントをもらう講義であり、多様・異質な文化との触れ合うことで発想・視野の拡大が期待できる。
・講師は企業派遣の現役のマネージャーが担当するため、産業界における課題の内容、課題解決へ向けた取り組みの進め方、その際の価値観、視点など産業界の考え方を学ぶことができる。
異なるバックグラウンドを持つメンバーにより構成されるグループにおいて、課題に対する自分の意見をまとめて主張し、他人の意見を聞き、修正を加えつつ結論へ到達させるという、チームとして行動することで課題に対する理解が深まる。
同時に産業界における課題の捉え方、解決へ向けてのアプローチ、価値観・視点、などに対しての理解も深まる。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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講師が産業界における実務経験に基づき講演を行い、それを踏まえてグループ単位で課題を設定し、討議した上で発表を行う。その発表に対して講師から産業界の実務経験を踏まえたコメントを行う。 |
PBL(Problem based Learning)、グループ討議、産業界との連携、異分野の学生との交流
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
・グループ討議による講義のため受講生の上限を25名とする。履修希望者が25名に達した場合、それ以降に履修を希望しても履修できない場合があるので注意。
・3回の集中講義。
-1回目・・・12月5日(土)13:00~18:00 ZOOM
-2回目・・・12月18日(金)10:00~18:00 @富士通研究所、武蔵中原(ZOOMに変更になる可能性あり)
-3回目・・・1月9日(土)13:00~18:00 ZOOM
・第2回目は富士通研究所を訪問する(ZOOMに変更になる可能性あり)。
・経団連と連携したプログラムであり、経団連により選定された企業の派遣する講師が課題を提起し、受講生は少人数のグループに分かれて討議・発表などを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 〇12月5日(土)ZOOM 13:00~14:00 グループ分け、テーマ設定の背景 14:00~15:00 新規事業創出のための挑戦事例紹介(20分×3) ・新会社設立 ・研究所発の事業化 ・潜在技術のオープンイノベーション 15:10~17:30 グループワーク 17:30~18:00 課題の提示および検討結果の提出について | 講義のなかで提示 |
第2回 | 〇12月18日(金)富士通研究所、武蔵中原(ZOOMに変更になる可能性あり) 10:00~11:00 富士通研究所の歴史と最新技術 (研究所) 11:00~12:00 研究所の研究員との対話(研究所) 13:00~17:30 グループワーク 17:30~18:00 課題の提示、検討結果の提出および最終回報告について | 講義のなかで提示 |
第3回 | 〇1月9日(土)ZOOM 13:00~14:00 発表準備 14:00~17:00 報告会 17:00~18:00 コメント、まとめ | 講義のなかで提示 |
特になし
特になし
・毎回の講義に対するレポート(新たに気づいたこと、自分なりの考え方等)により評価する。(70%)
・グループ討議へ参画度および貢献度を毎回のグループ討議での発言状況、リーダー、発表者、記録担当など役割の分担度により評価する。(30%)
日常会話を理解できる日本語能力が望ましい。
講義の際に富士通研究所のスマホアプリBuddyupを使用するので、受講生は受講開始までに指示に基づき当該アプリに登録が求められる。
・グループ討議による講義のため受講生の上限を25名とする。履修希望者が25名に達した場合、それ以降に履修を希望しても履修できない場合があるので注意。
・受講生は講義開始に当たって、担当企業と東工大間の「PLP発展研修プログラム実施契約書」の内容に同意する旨を記載した「同意書」に署名することが必要である。同契約書は秘密保持と知的財産の取扱に関する内容が主体である。
・講義の際は富士通研究所のスマホアプリBuddyupを使用するので、受講生は受講開始までに指示に基づき当該アプリに登録することが求められる。
・社会人学生は講義開始前にあらかじめ所属企業名を企業側(富士通(株))に開示する。