2017年度 ALP発展研修 IV   ALP Advanced Practice IV

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開講元
キャリア科目
担当教員名
細谷 曉夫  羽鳥 好律 
授業形態
    
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
集中講義等 (S515)  
クラス
-
科目コード
LAC.A644
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2017年4月12日
講義資料更新日
2017年3月26日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

 言語はコミュニケーションの手段として科学・技術においても重要である。特に、その成果は言語として整理され記録される。
 一方、言語は思考と根源的に関わる。人は深く考えるときに、母語で考える。日本は、母語で大学院レベルの教育ができる国は数少ない国の一つであるが、明治の初めに、西周たちが欧米の学術用語をほぼすべて日本語に訳して、日本語の語彙の中に取り込んだお陰とも言える。
 科学における言語の役割を、ミュニケーションと思考の両面において、グループ討論形式で考える。

到達目標

討論授業であるので議論を深める練習が重要であり、途中で意見を変えても良い。相手の見解に同意しなくても理解する事が求められる。討論を踏まえ考えを文章にまとめる。

キーワード

討論授業、母国語、歴史、科学と文化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

 前半に、研究と教育においてコミュニケーションの手段としての言語を考える。
 実例として、研究における論文作成と学会発表におけるコミュニケーションのあり方に的を絞る。
 後半に、思考の手段としての言語の役割を研究の実態に即して議論する。また、研究室におけるセミナーなどでの議論の役割を吟味する。(人数制限:5人x6テーブル=30人、使用言語:日本語)
形式は、アクティブラーニング設備(ネット環境は必須)を使い,パソコンは持ち込み、5人で1つのテーブルを囲む。
はじめの15分で担当教員がテーマを述べ,5分程質疑応答ののちに20分のグループ討論をおこなう。次の20分でそれぞれのテーブルでのまとめを代表にプレゼンさせ、質疑応答。残りの時間で
各自レジュメをA4で2枚にまとめ提出する。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 コミュニケーションの手段としての言語(1)    討論 討論
第2回 同(2)                     討論のまとめ 討論のまとめを文章化
第3回 思考の手段としての言語(1)           討論 討論
第4回 同2(2)                    まとめと文章化 討論のまとめを文章化

教科書

無し。

参考書、講義資料等

(1) 白川英樹、 「日本語で学び、考える科学」(読売新聞、論点2-16-2.118)
(2) Y.N.Harari, “Sapiens; A Brief History of Humankind” (Wintage)
Part One: The Cognitive Revolution

成績評価の基準及び方法

 講義出席、課題提出 による

関連する科目

  • 無し

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

無し。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

ahosoya.bongo[at]gmail.com、 cc; iidpinfo[at]jim.titech.ac.jp
(氏名・所属を記して連絡のこと)

オフィスアワー

メールでアポをとること
細谷:13:30〜
羽鳥:平日 10:00-16:00

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