アカデミアであるいは企業や研究所で、研究者として求められる資質の一つとして、研究成果を的確にわかりやすくプレゼンできる能力がある。とりわけ、非専門分野の聴衆を対象としたプレゼンの能力向上を目指す。
研究者たるものは、自己の専門とする研究に成果を上げることが第一であるが、上げた研究成果を専門家あるいは非専門家に正しく的確に伝えることが、研究者として生きていく上で不可欠である。もちろん各研究室において、学会や研究会での発表の練習、あるいは学位論文の発表会に向けての練習は行われるだろうが、非専門家を想定したプレゼンのトレーニングの機会はあまりない。本講義ではそこに焦点を当てて、演習形式でプレゼン能力を涵養する。
自分の研究成果の概要及びその意義を、第三者、とりわけ非専門分野の人々に正しく伝わるプレゼンをするポイントを体得できること。
伝える力
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
最初に講義形式で、プレゼンの必要性、プレゼンの重要なポイントについて概説し、時間の許す限り学生に発表の機会をもたせ、プレゼンのレベルを上げていく。基本的には演習形式で行う。
1クラスの聴講者は20名以内を目途とする。定員を超えた場合には、履修者の専門を考慮して教員が選抜を行う。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | プレゼンの重要性の説明、基本的注意事項の説明と講義概要の紹介を行う。 | プレゼンの重要性を認識し、基本的な情報を会得する。 |
第2回 | 比較的近い分野の聴衆を対象としたプレゼンの練習を行う。5名の発表に対し、意見交換、指導を行う。 | 決められた時間内で研究成果の概要、意義を伝えられること |
第3回 | 広く非専門家(一般市民あるいは高校生等)を対象としたプレゼンの練習を行う。5名の発表に対し、意見交換、指導を行う。 | 決められた時間内で研究成果の概要、意義を伝えられること |
特になし。
配布資料
講義参加度(50%)、課題発表(50%)によって行う
なし
okuda_yu[at]cl.bb4u.ne.jp、 iidpinfo[at]jim.titech.ac.jp
(氏名・所属を記して連絡のこと)
メールでの問い合わせには随時応じる