2017年度 日本文化演習:適応   Japanese Culture : Adaptation

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開講元
日本語・日本文化科目
担当教員名
佐藤 礼子 
授業形態
演習     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水7-8(W932)  
クラス
-
科目コード
LAJ.C102
単位数
1
開講年度
2017年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2017年3月17日
講義資料更新日
2017年6月22日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義は、大学初年次の留学生を対象とした日本文化科目である。講義では、異文化間コミュニケーションの概念と方法論を用いて、異なった言語や文化を持つ人々がともに生きるために必要な視点の獲得を目指す。講義に加え、グループワークやディスカッションの機会を多く行うことで、獲得した知識が経験として身につく授業を行う。 

到達目標

本講義を履修することによって次の能力を修得する。・対人コミュニケーション理論を理解する。 ・自らのコミュニケーションスタイルや価値観を分析し理解することができる。・日本社会において、自らの考えや意見を、周囲の人に適切な方法で伝えることができるようになる。 ・多国籍メンバーからなるグループで作業を進めるための能力として、異なる価値観の理解や意見調整ができるようになる。

キーワード

コミュニケーション、留学生、異文化、日本語、日本文化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業は、5,6人の少人数グループに分かれて行います。前半に講義を行い、後半にグループワークを行い、話し合いの成果を発表します。グループでは、グループリーダーなど役割を設定しますので、それに応じて積極的に参加してください。毎回授業の最後には振り返りシートを配布しますので、その日に学んだことを書いて提出してください。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 コミュニケーション・非言語的コミュニケーション 対人コミュニケーション理論を理解する。
第2回 価値観の相違と多様性 自らの価値観を分析し理解することができる。周囲の人と調和的に意志決定することができる。
第3回 誤解が生じる原因を考える 事例分析を通して、誤解が起こる原因を当事者それぞれの視点から分析できるようになる。
第4回 異文化との接触と成長(1) 文化接触の理論について理解し、文化受容への態度および文化適応プロセスについて、自らの異文化接触経験を踏まえて分析する。
第5回 異文化との接触と成長(2) カルチャーショックと逆カルチャーショックについて、自らの経験を踏まえて理解することができる。期末レポート課題を提示するので、コメント希望者は第7回授業までに提出して、個別にコメントを受けることができる。
第6回 共文化コミュニケーション 自己分析および事例分析を通して、共文化の複合性を理解し、共文化が異なることによる問題について考える。
第7回 多文化環境でのコミュニケーションとその方法(1) コミュニケーションの技法について学び、実践する。
第8回 多文化環境でのコミュニケーションとその方法(2) 多文化間でのコミュニケーションの問題について演習を通して学ぶ。

教科書

講義資料を配付する。

参考書、講義資料等

特になし

成績評価の基準及び方法

自分のコミュニケーションスタイルへの気づき、異文化コミュニケーションへの理解度、グループワークへの貢献度を評価する。配点は,振り返りシート(20%), グループワーク課題(10%),期末レポート(70%)

関連する科目

  • LAJ.C101 : 日本文化演習:社会
  • LAJ.C103 : 日本文化演習:芸術

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

留学生のみ履修可能。

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