この講義では、ドイツ語で書かれたさまざまな文章を講読します。ドイツ語の基本文法を修得した学生が、その知識を定着させ、実践的な読解の力をつけることをめざします。またテキストをとおして、ドイツ語圏の文化への理解を深めます。
1.ドイツ語の文法知識を定着させる
2.ドイツ語の文章が読めるようになる
3.ドイツ語圏の文化への理解を深める
ドイツ語文法、ドイツ語圏の文化、ドイツ語によるコミュニケーション
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
担当教員の作成する教材を、授業でお配りします(教材は、平易なドイツ語の文章と、文法・語彙についての注釈です)。受講者は解説を聞いた後、ドイツ語文を日本語に訳して提出してください。次回、訳例と、読解のポイントを解説します。文章の内容を共に考察しましょう。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | トーマス・マンの小説を読みます。一回に読む分量は、受講者の理解度にあわせます(全7回予定)。 「徹底的な話し方こそ、本当におもしろい」とマンは言います。どんなふうに面白いのか、実際にその文章を読んでみましょう。 具体的で明晰な文は、読解力を磨くには最適です。文法の知識をめいいっぱい活かして、日本語に訳してみましょう。 トーマス・マン作『魔の山』(1924年) 序文 到着 レストランで 朝食 悪魔 悪魔ぶしつけな進言をする | 毎回、授業内でドイツ語の文章を日本語に訳し、提出してください。手持ちの辞書や文法書があれば持参して活用してください。 |
初級教科書や独和辞典を活用して、文法を復習しましょう。
担当教員の作成する教材を、毎回授業でお配りします。
独和辞典を読む際、単語の意味だけでなく、例文にひととおり目を通しましょう。
すべての提出課題をもとに、訳文と読解の正確さを評価します。毎回、ドイツ語の課題文を日本語に翻訳して提出してください。
ドイツ語文法の基礎を復習しながら、授業を進めます。
小さな点でもどうぞ遠慮なく質問してください。文法の基礎ほど究めがたく、おもしろいものはありません。そのなかにドイツ語のどんな論理が詰まっているか、一緒に考えましょう。