英語第七を引き継いで、この授業科目では、大学レベルでの学修・研究活動を英語で行うために必要な英語運用力のいっそうの向上を目的とした演習を行う。国際意識の醸成に資する目的で海外事情・異文化理解に関する教材を用いるほか、科学技術に関する英語素材を用いる。英語の読解力と聴解力の向上を目指す訓練に加え、口頭の発話練習および構成を考えながらパラグラフや短いエッセイを書く訓練を行うことによって、英語での発信に習熟することも目指す。
この授業科目では、次のような英語の知識と運用力およびコミュニケーションへの姿勢を身につけることが目標となる。
・英語で自己表現する力がつく
・パラグラフや短いエッセイを書く力がつく
・英語の講義を理解する聴解力がつく
・英文を読みこなすための方法が身につく
英語運用の四技能 国際意識醸成 コミュニケーション 留学 TOEFL
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
リーディング:
1. 学生は、授業の前に、あらかじめ渡された新聞記事もしくは論文を読んでおくことが求められる。
2. 授業では、(1) その記事もしくは論文の重要なポイントを明らかにし、(2) 役に立つ表現を教える。
ライティング:
1. 学生は、授業の前に、指定された練習問題等をやっておくことが求められる。
2. 授業では、(1) その答えをチェックし、(2) 重要なポイントを明らかにし、(3) 役に立つ表現を教える。
必要に応じてその他の演習も行う。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 模範的な英語のパラグラフの構成を学ぶ (1) 役に立つ表現:総称名詞 | ・模範的な英語のパラグラフの構成に基づいて書くことを身に着ける ・総称名詞の使い方を身に着ける |
第2回 | 模範的な英語のパラグラフの構成を学ぶ (2) 書くものに応じた言葉づかいや文体を学ぶ (1) | ・模範的な英語のパラグラフの構成に基づいて書くことを身に着ける ・書くものに応じた表現や文体を使うことを身に着ける ・手紙やe-メールの書き方を身に着ける |
第3回 | 書くものに応じた言葉づかいや文体を学ぶ (2) 意見のパラグラフの書き方を学ぶ (1) | ・書くものに応じた表現や文体を使うことを身に着ける ・手紙やe-メールの書き方を身に着ける ・意見のパラグラフの書き方を身に着ける ・事実と意見を区別できるようになる |
第4回 | 意見のパラグラフの書き方を学ぶ (2) 問題解決のパラグラフおよび原因と結果を述べるパラグラフの書き方を学ぶ (1) | ・意見のパラグラフの書き方を身に着ける ・書くための手順を身に着ける ・問題解決のパラグラフの書き方を身に着ける ・原因と結果を述べるパラグラフの書き方を身に着ける |
第5回 | 問題解決のパラグラフおよび原因と結果を述べるパラグラフの書き方を学ぶ (2) エッセイ・ライティングの基本を学ぶ (1) | ・問題解決のパラグラフの書き方を身に着ける ・原因と結果を述べるパラグラフの書き方を身に着ける ・よいエッセイ(小論文)の書き方を身に着ける |
第6回 | エッセイ・ライティングの基本を学ぶ (2) | ・よいエッセイ(小論文)の書き方を身に着ける |
第7回 | テスト まとめ | 到達度確認 総復習 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
ケイト・エルウッド&レオニード・ヨッフェ『効果的な英文エッセイの書き方』 東京:南雲堂、2013年。
必要に応じて授業でハンドアウトを配布する。
授業で学んだことを実際にどれだけ活用できるかで評価する。
授業中の活動および提出課題:50%
試験:50%
特になし
授業計画は、学生の理解度等によって変更される可能性もある。