この授業の受講生は、アメリカ文化冷戦期の男性性、地域主義や人種主義についての文学テクストを精読し、議論する。
そのねらいは、アメリカ文化についての知識を得ることだけではなく、それらの文学テクストが何についてのものであるかを説明する能力を涵養することでもある。
この授業科目は、次のような知識や能力を身につけることを目指す。
・アメリカ文学を分析する能力を獲得できる。
・その文学テクストの歴史的背景を知ることができる。
・それが書かれたことの意義を自分の言葉で説明できる。
アメリカ文学・文化、精読、討論
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
この授業は、受講者に(1) 物語やエッセイの精読 (2) それらの歴史的背景についての簡単な調査 (3) それら文学テクストに関わる社会的問題についての議論 (4) 紙面か口頭での自己主張、を要求します。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | オリエンテーション: 男性性研究の現在とアメリカの文化冷戦 | 男性性の理論や実践について説明できるようにする |
第2回 | Dazai Osamu, "Of Women." Edward G. Seidensticker訳 | テクスト精読、要約、批評 |
第3回 | Sakutaro Hagiwara, "Person Who Loves Love." Graeme Wilson訳 | テクスト精読、要約、批評 |
第4回 | Eudora Welty, "Where Is the Voice Coming from?" | テクスト精読、要約、批評 |
第5回 | Richard Wright, The Outsiderから抜粋 | テクスト精読、要約、批評 |
第6回 | Walker Percy, The Moviegoerから抜粋 | テクスト精読、要約、批評 |
第7回 | Review and final presentation | 冷戦期以降の日米の男性性について批評できるようになる |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
プリント教材を配布
必要に応じて授業内で告知
授業での参加度20% 提出課題30% 期末試験50%
特になし
本科目は「言語文化演習第十四」と共に履修することが望ましい。
この授業の履修を計画している学生は必ず初回の授業に出席すること。