英語第五に引き続き、この授業科目では、大学レベルでの学修・研究活動を英語で行うために必要な英語運用力のいっそうの向上を目的とした演習を行う。国際意識の醸成に資する目的で海外事情・異文化理解に関する教材を用いるほか、科学技術に関する英語素材を用いる。英語の読解力と聴解力の向上を目指す訓練に加え、口頭の発話練習および構成を考えながらパラグラフや短いエッセイを書く訓練を行うことによって、英語での発信に習熟することも目指す。
この授業科目では、次のような英語の知識と運用力およびコミュニケーションへの姿勢を身につけることが目標となる。
・英語で自己表現する力がつく
・パラグラフや短いエッセイを書く力がつく
・英語の講義を理解する聴解力がつく
・英文を読みこなすための方法が身につく
英語運用の四技能 国際意識醸成 コミュニケーション 留学 TOEFL
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
受講者は段階を経て英文パラフラフおよびエッセイの構成を学んでいきます。各回が終わる度にその回で学んだ事柄を自身のエッセイに反映させ、次回のクラスで内容を検討します。毎回の出席と課題の達成が受講者には求められます。最終的にはある程度の長さのエッセイを完成させ、提出してもらいます。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | 導入:英文エッセイ・ライティングの概要 トピックからアイデア/論点を膨らませる | マッピングでアイデアを膨らませる |
第2回 | パラグラフ・ライティング | パラグラフを書く |
第3回 | 主張を根拠で支える | パラグラフ内の論理を強化して書き直す |
第4回 | 序論 | 序論のパラグラフを書く |
第5回 | 結論 | 結論のパラグラフを書く |
第6回 | 必要な論を引用する | 本論の中で適切に引用を行う |
第7回 | 第一稿の完成から推敲へ | エッセイ全体を推敲する |
第8回 | 課題エッセイの最終チェックおよび提出 | なし |
ハンドアウト等を使用
マーク・ピーターセン 『実践 日本人の英語』 (岩波新書, 2013)
授業参加:40% 課題提出:60%
特になし