本講義では、ケアの視点で未来の社会について考えます。日本は、人口減少、労働力の減少といったマクロ経済の課題に直面して10年以上が経っています。この課題に取り組む政府機関、企業、NPOなどの事例を扱います。
また、実践的スキルとして、データと事例の両方を活用し説得力ある議論を展開する方法論を伝えます。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。1)多様な背景を持つ組織構成員の声を聞く、2)向かうべきゴールやリスクについて意識共有できるコミュニケーション能力、3)社会問題の理解、4)自身の科学的知見と社会問題の統合
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
---|---|
担当教員はジャーナリストとして20年以上の経験があり、起業経営者や若いリーダーを取材してきました。経験に基づき、良い/悪いリーダーシップについて実践的な知を提供します。 |
ケア労働、政策、家族、国際比較
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義に加えて、グループワークやクラス全体で学生が発言する機会を作ります。この授業は留学生の受講を歓迎します。教員は日本語で授業を行いますが、受講生が発言する際は日本語・英語どちらを使ってもかまいません。
授業計画 | 課題 | |
---|---|---|
第1回 | オリエンテーション | ケア、無償ケア労働とは何でしょうか。 |
第2回 | ケアする人、受ける人 | 人間のライフステージとケアの関係を学びます。 |
第3回 | 政策課題を知る | 課題図書を読み、感想を書いた上でクラスに参加し、クラスメートと意見交換します。 |
第4回 | ゲスト講義 | 問題に取り組む方の話を聞きます。 |
第5回 | 海外に目を向ける | 海外の事例を学びます。 |
第6回 | 身近なところで変化を起こす | 学校、地域、家庭で出来ることを学びます。 |
第7回 | 企業の取り組み | 優良企業の取り組み事例を学びます。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
「ヤングケアラー:介護する子どもたち」(毎日新聞出版社)
初回授業で指定します。
受講生の理解と分析力を評価します。中間レポート(30%)、授業中の発言頻度及び内容(30%)、最終レポート(40%)から評価します。
特にありません。
4/10(水)は、授業は実施しません。
この授業の実施日は、4/17(水),24(水)、5/1(水),8(水),15(水),22(水) ,29(水)の全7回です。