2024年度 世界を知る:南・東南アジア   Area Studies: South and Southeast Asia

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開講元
文系教養科目
担当教員名
田中 李歩 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
LAH.A505
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2024年3月15日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

東南アジアは、地理環境・社会・政治経済の多様性に富み、各国が独自の魅力を有する反面、統一的に理解することは難しい地域だと考えられます。また、比較的新興の地域であることを一因として、各国が特有の問題に面している地域でもあります。他方で、今後仕事や旅行で東南アジアを訪れることになる人は多く、あるいは日本にいても、東南アジア出身の人に接したり、東南アジアに関する報道に触れたりする機会はますます増えていくと思われます。本講義では、そのような場面で複雑な情勢・状況を的確に把握したり、他者とより深いコミュニケーションをとったりするための助けになるような知識や視点を提示します。
 本講義は、受講生が東南アジア地域および各国の地理、文化、歴史、社会、経済、政治などに関する基礎的な知識を修得し、またそれらのトピックに関連した問題についての理解の手がかりを得ることをねらいとします。

到達目標

(1) 東南アジア地域および各国の地理、文化、歴史、社会、経済、政治などに関する基礎的な知識を修得していること
(2) 東南アジア地域および各国が直面している問題について理解する手がかりを得ていること

キーワード

東南アジア、開発、地理、社会、経済、政治、歴史、文化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

教員が用意するスライド資料に沿って授業を進めます。適宜、写真や映像資料等を用います。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション:「東南アジアを知る」ことの意義 東南アジア地域の概要を把握し、この地域について知ることの意義を考えます。
第2回 地理、環境 東南アジアの地理や環境について、関連する問題も含めて理解します。
第3回 言語、民族、宗教、文化 東南アジアの言語、民族、宗教、文化について、関連する問題も含めて理解します。
第4回 歴史、植民地支配、戦争 植民地化前の東南アジアの歴史および東南アジアにおける植民地支配や戦争の影響について理解します。
第5回 経済発展、対外経済関係 東南アジアの経済発展および経済面での対外関係について理解します。
第6回 社会変容、教育と開発 東南アジア社会の変容ならびに東南アジアにおける教育と開発の関係について、具体的な事例をとおして理解します。
第7回 政治、関連する問題 東南アジア各国の政治体制および政治に関連して今日の東南アジアが直面してきた問題について理解します。
第8回 学習内容のまとめ、期末試験 本科目で学習した内容を振り返り、期末試験で知識修得および理解の確認を行います。

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,配布資料を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

指定しません。授業資料を配布します。

参考書、講義資料等

岩崎育夫(2017)『入門東南アジア近現代史』(講談社現代新書)、講談社。(ISBN:978-4062884105)
古田元夫(2021)『東南アジア史10講』(岩波新書)、岩波書店。(ISBN:978-4004318835)"

成績評価の基準及び方法

毎回のリアクションペーパー40%、期末試験60%。

関連する科目

  • LAH.A501 : 世界を知る:ヨーロッパ
  • LAH.A502 : 世界を知る:東アジア
  • LAH.A503 : 世界を知る:中南米
  • LAH.A504 : 世界を知る:中東・アフリカ
  • LAH.A506 : 世界を知る:北米・オセアニア

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特にありません。

その他

この科目は、修士課程500番台の文系教養科目です。
東工大では、学士から博士後期課程まで継続的に教養科目を履修する「くさび型教育」を実践しています。番台順に履修することが推奨されており、修士課程入学直後の学期(4月入学者であれば1・2Q、9月入学者であれば3・4Q)に履修申告できる文系教養科目は400番台のみです。500番台文系教養科目は、入学半年してから(4月入学者であれば入学した年の3・4Qから、9月入学者であれば入学した翌年の1・2Qから)履修可能となります。

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