2024年度 世界を知る:中南米   Area Studies: Latin America

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
中川 渚 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水3-4(J2-203 (J221))  
クラス
-
科目コード
LAH.A503
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

ラテンアメリカという、日本から最も離れていると同時に、移民や経済関係そして文化交流などで強い結びつきを持っている地域について、様々な角度から紹介し、知識を深めてもらうことを目標とする。映像資料や音楽など、様々な資料を使いながら、ラテンアメリカの文化と社会、そして講師の専門であるアンデスの考古学についても話をしていく予定である。

到達目標

ラテンアメリカの社会と文化について、様々な角度からの知識を得るとともに、授業でのこれらの国々の紹介を通して、学生の皆さんに、自分の専門以外のことについて話を聞き、理解しようとつとめる能力、そして自分の専門をそれを知らない人に話し、理解してもらう能力を身につけてもらうことが、この授業の目標である。

キーワード

ラテンアメリカ地域研究、ペルー、考古学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

ラテンアメリカ諸国についての講義を中心に、動画や音楽などもまじえながら進めていく。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 ガイダンス:ラテンアメリカとはどんな地域か この授業の主旨と中南米地域の全体像を理解する
第2回 ラテンアメリカの音楽 ラテンアメリカの音楽を聞き、その背景となる社会性や文化について学ぶ。
第3回 ラテンアメリカの食文化 ペルーとメキシコの独特の食文化を中心に、ラテンアメリカの文化や歴史を学ぶ。
第4回 世界遺産と遺跡保存(その1=ペルー) ペルーにおいて世界遺産に指定された様々な考古学遺跡とそれを取りまく状況を学ぶ
第5回 世界遺産と遺跡保存(その2=メキシコ) 前回同様、今度はメキシコにおいて、世界遺産に指定された様々な考古学遺跡とそれを取りまく状況を学ぶ
第6回 ラテンアメリカの政治・経済 ラテンアメリカの政治経済そして社会問題について学ぶ
第7回 授業のまとめ、そしてペルーの現状について 政治問題で揺れるペルーの状況を通じ、これまでの授業をふりかえる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

適宜資料を配布する

参考書、講義資料等

適宜資料を紹介する

成績評価の基準及び方法

授業でより詳しく説明するが、GoogleFormを用いた毎回の振り返り約8割(しっかり書いてあって10 or 12点x7回ないし8回、補講をやるかどうかは検討中)+期末レポート約2割(授業の振り返りと中南米地域に関する自由論題のレポート:よく書けていて最大20点程度)とお考え下さい。1度くらい欠席があっても単位は取得できるように配点を考えている。ただし、半分以上欠席した人は事情にかかわらず不可とする(別の科目を取って頂ければいいので)。また、期末レポートは必須ではないが、満点を狙う人や欠席分の補充を希望する人は提出すること。なお、大学院生なので他の授業や実験の都合などで欠席する場合もあるかもしれないが、授業時間以外のメール等での欠席対応はいたしかねます。(その分期末レポートを書けば点数を取り戻せるようになっているので。)

関連する科目

  • LAH.A501 : 世界を知る:ヨーロッパ
  • LAH.A502 : 世界を知る:東アジア
  • LAH.A504 : 世界を知る:中東・アフリカ
  • LAH.A505 : 世界を知る:南・東南アジア
  • LAH.A506 : 世界を知る:北米・オセアニア
  • LAL.S431 : スペイン語文化演習1
  • LAL.S432 : スペイン語文化演習2
  • LAL.S433 : スペイン語文化演習3
  • LAL.S434 : スペイン語文化演習4

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

その他

この授業を担当することを機会に、みなさんとのやり取りを通して、自分自身もいろいろなことを学ばせてもらえたらと思っています。また、もしラテンアメリカ語出身の留学生の方や、ラテンアメリカの国に住んでいた経験のある方がいたら、よろしければぜひそのことを私に(そしてできればクラスでも)お話してもらえたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

なお、この科目は、修士課程500番台の文系教養科目です。
東工大では、学士から博士後期課程まで継続的に教養科目を履修する「くさび型教育」を実践しています。番台順に履修することが推奨されており、修士課程入学直後の学期(4月入学者であれば1・2Q、9月入学者であれば3・4Q)に履修申告できる文系教養科目は400番台のみです。500番台文系教養科目は、入学半年してから(4月入学者であれば入学した年の3・4Qから、9月入学者であれば入学した翌年の1・2Qから)履修可能となります。

このページのトップへ