2024年度 リーダーシップ道場 6   Leadership Workshop 6

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
文系教養科目
担当教員名
丸山 剛生 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-6(W9-716)  
クラス
6
科目コード
LAH.C401
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

変化の目まぐるしい現代社会において、リーダーシップはますますその重要性を増してきている。創造性やイノベーションが求められる理工系においてもその傾向が特に顕著である。理工系専門職は、多様性のあるチームで研究プロジェクトを進めていくことがほとんどであり、リーダーシップは必須不可欠である。近年、リーダーシップは一部の権限を持つ人が発揮するものではなく、誰もが各々の形で発揮するものであるというリーダーシップ観が主流となってきている。本授業では支援型リーダーシップを含む最新のリーダーシップ研究の知見をふまえながら、各自がグループワークを経て、自分のリーダーシップを探求していく。また、リーダーシップと強い結びつきのあるプレゼンテーション・ファシリテーション・ディスカッション・ピアレビューなどのコミュニケーションスキルを修得し、協働力・共感力・対話力を高めていくことも目指す。就職活動に活かせることはもちろん、アカデミックキャリアを考えている人も将来の研究室運営や学生指導に必要な能力を得る機会にしてほしい。
ねらいは、仲間の能力を最大限活かしながら目標に向かってチームを導くリーダーシップ力を身につけることである。

※授業には大岡山対面、すずかけ台対面、オンラインの3種類がある(内容に違いなはい)。履修の際に注意すること。初回授業に必ず参加し、日程や詳細を確認すること。初回授業に参加できない場合は必ず事前にT2SCHOLAを確認し、担当教員にメールで連絡すること。オンライン授業はZoomを用いる。必ずPCで入ること(課題を画面共有する必要があるためタブレット、スマートフォンは不可)。グループワークが中心の授業となるため、カメラオン、マイクオンにできる環境から接続できなければ履修できない。

到達目標

支援型リーダーシップを含む多様な現代的リーダーシップについて理解する。
リーダーシップを発揮するのに有効な手法をグループワークを通して実践できるようになる。

キーワード

リーダーシップ、支援型、ファシリテーション、ピアレビュー、プレゼンテーション、ディスカッション、グループワーク

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

リーダーシップは知識と経験の両方からバランスよく学ぶことが重要である。本授業には最新のリーダーシップ研究の知見を学ぶことに加え、グループワークも積極的に取り入れている。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 オリエンテーション、自己紹介、リーダーシップ観の共有 グループワーク体験、ショートレポート作成
第2回 リーダーシップ概説1、論文読解1(オンデマンド) リーダーシップについての動画の視聴とスライド作成、課題論文の読解
第3回 リーダーシップ概説を見ての意見交換1、自己分析ワーク 自己分析ワークシート記入、グループワーク体験、ショートレポート作成
第4回 リーダーシップ概説2、論文読解2(オンデマンド) リーダーシップについての動画の視聴とスライド作成、課題論文の読解とスライド作成
第5回 リーダーシップ概説を見ての意見交換2、文献セッション グループワーク体験、ショートレポート作成
第6回 ケーススタディ、自己分析課題 ケーススタディ資料読解、自己分析課題スライド作成、グループワーク体験、ショートレポート作成
第7回 最終課題ピアレビュー 最終課題第一稿作成、ピアレビュー体験、最終課題のブラッシュアップと提出、ショートレポート作成

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため、教科書や配布資料等の該当箇所を参照し、「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

なし

参考書、講義資料等

堀尾志保、舘野泰一『これからのリーダーシップ―基本・最新理論から実践事例まで』日本能率協会マネジメントセンター、2020年
舘野泰一、高橋俊之(編)『リーダーシップ教育のフロンティア【研究編】―高校生・大学生・社会人を成長させる「全員発揮のリーダーシップ」』北大路書房、2018年
舘野泰一、安斎勇樹(2022)『パラドックス思考─矛盾に満ちた世界で最適な問題解決をはかる』、ダイヤモンド社
講義資料は授業中に配布する

成績評価の基準及び方法

授業への参加(ショートレポート、発表準備等) 50%
自己分析課題 20%
最終レポート 30%
2回以上欠席したものには単位は与えない。欠席の場合は授業への参加点はつかない。ただし、学会出席などによる欠席の場合には代替レポート提出によって授業への参加点の半分を上限に与える。

関連する科目

  • LAH.C402 : ピアレビュー実践
  • LAH.C501 : リーダーシップアドバンス

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

これまでの知識・経験は問わない。
過去の自分のリーダーシップ経験(フォロワーシップ経験を含む)について振り返り、グループで共有する活動がある。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

maruyama[at]ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

メールで事前予約すること。

その他

・このクラスは、大岡山キャンパスで対面で授業を行う。
・全7回中、リアルタイム回が5回、オンデマンド回は2回である。
・本授業はGSA (Graduate Student Assistant)プログラムの対象科目である。リーダーシップ道場を一定水準以上の成績で単位取得すると、ピアレビュー実践、リーダーシップアドバンスの履修が可能になる。ピアレビュー実践、リーダーシップアドバンスを一定水準以上の成績で単位取得すると、教育革新センターよりGSAの認定証が授与され、GSAとして働くことができるようになる。

このページのトップへ