2024年度 法学(民事紛争処理法)C   Law (Civil dispute Resolution Law) C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
金子 宏直 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
-
クラス
-
科目コード
LAH.S302
単位数
2
開講年度
2024年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

2024年度は日本語開講。
民事紛争処理に関する法を学ぶ。本科目の目的は、社会の中で必ず発生する紛争を、裁判によりどのように解決することができるのか、民事訴訟法を含めて幅広く学習する。民事訴訟法の基礎、強制執行、ADR、倒産処理など多様な紛争処理について学習する。

到達目標

法学Aの基本的な理解を前提として、民事紛争処理について理論と実例を交えて学習する。
注意:法学(民事法)B=「民法概論」の発展科目ではないので注意すること。
民法を学習する人は法学(民事法)Bを履修すること。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
ソフトウェアの権利保護機関の研究員として調査研究・法制度設計の報告の実務経験にもとづき、国際的な紛争処理を含めた実用的な司法制度の理解を行えるようにする。

キーワード

民事訴訟、ADR、証拠、公共訴訟、法社会学、法と経済学

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

民法の理解を基礎にして、民事紛争処理について理解を深める。
教科書を使いながら、講義では参加者のディスカッションも行う。
日本人、留学生いずれも歓迎する。
講義資料は配布しないので教科書を購入すること。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 紛争とは? 司法制度の役割 民事訴訟制度を含めた司法制度の仕組みと意義を理解する
第2回 紛争解決の手段 紛争解決手段の比較検討を行い裁判の位置づけを理解する
第3回 民事裁判の対象 民事裁判の対象について学習する
第4回 民事裁判の当事者 民事裁判の当事者について学習する
第5回 民事訴訟の原則 民事訴訟の原則について学習する。信義誠実原則、処分権主義。
第6回 訴えと訴訟の審理過程 訴え、訴訟物理論、弁論主義等について学習する
第7回 証拠と証拠調べ 証拠について学習する
第8回 判決と紛争の一回的解決 判決効、既判力、形成力、執行力について学習する
第9回 紛争のコスト、法社会学、法と経済学 紛争処理の社会面、経済面
第10回 ADR, ODR、調停、仲裁 判決手続以外の紛争処理
第11回 不服申立て 控訴、上告、再審
第12回 複雑な紛争 共同訴訟などについて学習する
第13回 正義へのアクセス、裁判IT化 正義へのアクセスとは、ICT化とは
第14回 総括、(期末テスト) 期末テスト

授業時間外学修(予習・復習等)

法学(民事法)A、法学(民事法)Bの未履修者は、事前にedX Basic Japanese Law Civil (TokyoTech)を学習すること。
https://www.edx.org/course/basic-japanese-civil-law

教科書

井上治典編『ブリッジブック民事訴訟法(第3版)』(信山社2022)
各社の小型の六法。(裁判手続のIT化に関する改正が行われたので最新のものを購入すること)

参考書、講義資料等

小林秀之編『法学講義 民事訴訟法 (第二版)』(弘文堂 2024)

成績評価の基準及び方法

日常の課題(50%) と中間レポート+試験(50%)

関連する科目

  • LAH.S102 : 法学(民事法)A
  • LAH.S202 : 法学(民事法)B
  • LAH.S303 : 法学(民事法・知財)C
  • LAH.S101 : 法学(憲法)A

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

初回と第2回は必ず参加すること。
4Q開講の法学(民事法)Bを履修することを強く推奨する。
法学(民事法)Aの学習、未修者はedXによる東工大Moocで英語で日本法の基本を学習しておくこと。
https://www.edx.org/course/basic-japanese-civil-law

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

kaneko([at])ila.titech.ac.jp

オフィスアワー

月曜木曜12:00から12:30

その他

スケジュール等は変更になる可能性がある、T2Scholarを確認してください。

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