法律の最も重要なひとつ民法とその関連する法律について概略を学習する。法律を学習するのに必要となる六法の使い方も身につけることで、将来、自分の仕事に関連する法律の理解にも役立てることができる。大学生は成人であり、自律的に権利と義務を負うことを学習する必要がある。
民法の中心に、法律の体系的な理解をすることを目標とする。民法(総則、物権、担保物権、債権総則、契約各論、不法行為、家族法(親族相続))等を理解をする。
✔ 該当する | 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容) |
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ソフトウェアの権利保護機関の研究員として外国法調査研究・法制度設計の報告の実務経験にもとづき、実用的な民法の理解を行えるようにする。 |
信義誠実、公序良俗、財産権の保証、契約自由の原則、意思自治、合意、保証、典型契約、平等、資源の再配分
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
民法を中心に講義を行う。理解を深めるためのグループワークとして裁判例などについてディスカッションを行う。講義の復習課題として講義ノートを提出してもらうことがある。小型の六法全書を使いながら学習する。
日本語に不慣れな留学生の履修も歓迎する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンス、民法の位置づけ、法律資料の活用と法律の解釈 | 法制度全体、民法の位置づけを理解する。六法全書、判例教材、法律資料の活用方法、法律の解釈方法について学ぶ。 |
第2回 | 民法 私権の原則 | 信義誠実、公序良俗などの民法の一般原則を理解する。 |
第3回 | 民法 人 | 権利帰属主体について理解する |
第4回 | 民法 法律行為 | 意思表示等について理解する |
第5回 | 民法 法律行為 | 意思表示等について理解する |
第6回 | 民法 物権等 | 物権について理解する |
第7回 | 民法 物権等 | 物権について理解する |
第8回 | 民法 債権・契約 | 債権・契約について |
第9回 | 民法 債権・契約 | 債権・契約について |
第10回 | 民法 不法行為 | 不法行為について |
第11回 | 民法 不法行為 | 不法行為について |
第12回 | 民法 家族法 | 家族法を理解する |
第13回 | 民法 家族法 | 家族法を理解する |
第14回 | 総括(期末テスト等) | 期末テスト |
教科書の講義項目対応箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)が望まれる。
教科書:野村豊弘『民事法入門(第8版補訂版)』(有斐閣アルマ2022年)。(10月時点で最新刊を使用する)
六法全書(小型のもの各社)必ず購入すること。(民法は繰り返し改正されたので最新のものを購入すること。)
(注意:受験予備校が発行している解説付きメモ書き可能な六法は試験では利用できない)
民法判例百選1,2,3(有斐閣 2023)
潮見佳男『民法(全)』(有斐閣)
日常点(40%)と中間課題+筆記試験(60%)
注意:進行が早いので第2回目までに参加すること(それ以外は履修不許可になります)。法律学のごく基礎的なことは各自学習の上講義に参加してほしい。
講義内容は変更になる場合がある。T2Scolarを必ず確認すること(11月)。
日常の課題としてノートを提出してもらう場合があるので、各自ノートを作成すること。
kaneko([at])ila.titech.ac.jp
月曜木曜12時から12時30
講義項目等予定が変更になるので後期開始時(講義開始前11月末頃)Webシステムで再度確認してください。