文化人類学は暮らしの当たり前に気付き、それを相対化する学問である。本講義では、その視点を体験すべく、身体という誰もが持っているモノを起点に、文化人類学のエッセンスをお伝えする。本講座の狙いは、相対化という文化人類学の基本的なものの見方を複数のトピックを通じて、経験し、理解することにある。
身体に関する当たり前に気付き、相対化することができる
自分の身体が、社会からどのような影響を受けているかを知り、それを言語化することができる
自己、身体、リスク、出会い
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義形式のほか、ディスカッションも取り入れ、自ら発見していくプロセスを大切にする。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 出会うー文化人類学ってなんだろう。 | これまで受講した講義で何が一番面白かったか、なぜそれが一番面白かったかを考え、共有できるようにしてくること |
第2回 | 自然ー「自然」のありかを探る | 最近出会った「自然」となぜそれを「自然」と考えたかついてリスト化してくること |
第3回 | 交換ーお金は何をしているか | 自分の人生でもらって困った贈り物を三つ考え、困った理由とともにリスト化してくること |
第4回 | 私ー「自分らしさ」ってなんだ? | 「自分らしい」という言葉にどのような時に出会い、それについてどう感じたかを考えてくること |
第5回 | 呪術ー「進撃の巨人」に「鬼滅の刃」 子どもでもその意味がわかる理由 | 自分がこれまでの人生で行った願掛けや、験担ぎをリスト化してくること |
第6回 | 汚れー「汚さ」はどこから生まれるのか | 自分にとって汚いと感じられるもの五つと、その理由をリスト化してくること |
第7回 | まとめー学生のリアクションペーパーを元にした掘り下げ | これまでに提出した課題を振り返り、自身の興味関心を見つけ出しておくこと |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
講座の中で随時配布、指示をする
講座の中で随時配布、指示をする
授業ごとの小課題(50%)、およびディスカッションへの参加(50%)によって評価する
事前に身につけておくべき条件はありません。ディスカッションが毎時間ありますので、積極的な参加を期待します。楽しくやりましょう!
受講人数と学生の理解度に応じてシラバスに変更を加えることがある