2023年度 文系エッセンス36:哲学   Essence of Humanities and Social Sciences36:Philosophy

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開講元
文系教養科目
担当教員名
山本 貴光 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
水5-6(M-278(H121))  
クラス
-
科目コード
LAH.S432
単位数
1
開講年度
2023年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

学問をはじめ、さまざまな場面で使われる言葉のひとつに「客観」があります。

例えば、現在の学術研究や論文では、客観性が重視されますが、そのようになったのはそんなに昔のことではありません。そう、「客観」という見方にも歴史があるのです。

この講義では「客観」という概念を見直して、実のところそれがなにを意味しているのかについて考えてみます。

こうした当たり前のように使われている概念の再検討を通じて、哲学を実践してみるのが本講義の狙いです。

到達目標

この講義では、受講者が次のことをできるようになることを目標とします。

1) 哲学という営みがどのようなものかを理解できる。また、誰かに説明できるようになる。
2) 「客観」という概念について適切に検討できるようになる。

キーワード

哲学、問い、客観

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義形式で進めます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 プロローグ――講義概要の説明 この講義では何をするのか、どんなふうに臨めばよいかを理解する
第2回 「客観」という言葉はどこから来たか? 「客観」という概念の歴史を理解する
第3回 『客観性』読解 1 文献『客観性』を読んで考える
第4回 『客観性』読解 2 文献『客観性』を読んで考える
第5回 『客観性』読解 3 文献『客観性』を読んで考える
第6回 『客観性』読解 4 文献『客観性』を読んで考える
第7回 エピローグ――全体をふりかえる 以上の考察をふりかえる

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて資料を配付します

参考書、講義資料等

ロレイン・ダストン&ピーター・ギャリソン『客観性』(瀬戸口明久&岡澤康浩&坂本邦暢&有賀暢迪訳、名古屋大学出版会、2021)

その他については講義内で随時紹介します

成績評価の基準及び方法

期末レポート60%、ミニレポート30%、講義への貢献(発言・質問など)10%

関連する科目

  • LAH.H101 : 哲学A
  • LAH.H201 : 哲学B
  • LAH.H301 : 哲学C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

予備知識は必要ありません

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