我々がふだん「当たり前」「常識」と思っていることの中には,思いがけない「非・当たり前」「非・常識」が潜んでいる.
社会学は,身の回りの事象をより広い社会の文脈に置くことで,ものの見方を増やしてくれる学問である.
講義では,以下の2点に重点を置きつつ,社会学的に考えるための物の見方とその方法を養っていく.
(1)社会学における基本的な概念や用語,理論,方法を習得する
(2)身の回りの様々なトピックに関して具体的なデータや事例を取り入れながら,社会学的な視点を学ぶ
(1)社会学の基本的な概念や用語,理論,方法を理解する.
(2)「社会学的想像力」について理解する.
(3)現代日本におけるさまざまな社会問題について,根拠となるデータを具体的に示しながら,社会学的な視点で論じることができる.
社会,社会学, 近代,個人化
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義と、小規模なグループ・ディスカッション、プレゼンテーション等を組み合わせる。グループディスカッションでは、毎回担当者が担当箇所についてレジメを作成し、報告し、最後にグループでの議論をクラスに紹介する。そのうえで、担当者が補足、質疑応答をしながら、テキストの理解を深める。予習必須。
この科目は、人数超過の場合には抽選を実施します。初回の授業に必ず出席するようにしてください。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ・授業の運用詳細については、初回に提示する。 ・原則として、参加者に1週に1章のレジメ作成、提出を要求する。レジメの分量はA4で4ページ程度。 ・いわゆる反転学習を週単位で実施する。最初の3回はオリエンテーションと講義。次の4週を演習と講義、レジメ制作をセットで実施する。次の1週は最終課題のテーマ選定と議論で実施し、最後にまとめの回を実施する。 ・ラーニングマネジメントシステムには、GoogleClassroomを使用する。 ・最終課題は、都市、文化、家族、理論、その他のテーマからひとつ以上選択して、4000字程度のレポート執筆を要求する。詳細は追って提示する。 | 適宜、指示する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
橋爪大三郎・大澤真幸編,2016,『社会学講義』筑摩書房.
内容的に関連する文献を、講義中に適宜、紹介する。
中間レポート:30%
期末レポート: 40%
毎回のQuiz: 10%
授業への貢献: 20%
特になし。