本講義では政治学の理論と実証についての基礎的な知識や分析手法を学ぶ.具体的なテーマとしては,選挙,政党や国会といった身近な国内政治から,戦争や平和をめぐる国家間の国際政治も扱う.また,それらの政治現象を分析する手法として,ゲーム理論や計量分析の政治学への応用例についても簡潔に紹介する.
SNSやインターネット上でも政治に関する情報が溢れる昨今,本講義では単に政治を知ることを超え,さまざまな政治現象が生じる原因や仕組みを自発的に探求しようとする姿勢を身につけることを目指す.
本講義を履修することによって,以下の能力を修得する.
1) 政治学の基本的な理論やモデルを理解することができる.
2) さまざまな政治現象を自分なりの視点で分析することができる.
政治,政治学,国際政治,国際関係論,ゲーム理論,計量分析
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
オンライン講義形式で行う.オンデマンド講義,ライブ配信講義をそれぞれ7回ずつ予定しており,スケジュールはPortalを通じて周知する.質問はメールとSlackで受け付ける.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 教科書の精読: はじめに |
第2回 | 政治のとらえ方 | 教科書の精読: 第1章 |
第3回 | 国家という枠組み | 教科書の精読: 第2章 |
第4回 | 政治体制 | 教科書の精読: 第3章 |
第5回 | 選挙と投票 | 教科書の精読: 第4章 |
第6回 | 政党と政党システム | 教科書の精読: 第5章 |
第7回 | 政権とアカウンタビリティ | 教科書の精読: 第6章 |
第8回 | 執政・立法・司法 | 教科書の精読: 第7章 |
第9回 | 政策過程と官僚制・利益団体 | 教科書の精読: 第8章 |
第10回 | 連邦制と地方制度 | 教科書の精読: 第9章 |
第11回 | 安全保障と平和 | 教科書の精読: 第10章 |
第12回 | 国際政治経済 | 教科書の精読: 第11章 |
第13回 | 国際社会と集団・個人 | 教科書の精読: 第12章 |
第14回 | まとめ |
学修効果を上げるため,教科書の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
砂原庸介・稗田健志・多湖淳,2020年,『政治学の第一歩〔新版〕』有斐閣
特に指定しない.
中間レポート(40%、7月8日出題)と期末レポート(60%)で評価する.
特になし.