2020年度 人間文化論C   Human Studies C

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開講元
文系教養科目
担当教員名
若松 英輔 
授業形態
講義    (Zoom)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月5-6(W936)  木5-6(W936)  
クラス
-
科目コード
LAH.H315
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
3Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では、自己と他者、さらには意識と無意識の関係を考察することで、「生」とは何かの思索を深めていく。
講義は、二部構成になっている。
一部は、若松英輔における河合隼雄の『生と死の接点』を精読。河合は代表的なユング心理学研究者であり、臨床家、思想家でもあった。
第二部ハ、大塚紳一郎における「ユング心理学入門」である。大塚氏は、ユング心理学の研究家であり、臨床家、そしてユングの著作を複数冊翻訳している。
中間レポート、最終レポートでは、それぞれ二〇〇〇文字程度の文章を書く。
真摯、かつ主体的な参加意識をもって授業に臨むことを強く望む。

*基本的には音声録音した講義とレジュメをOCW-iにアップする。Zoomでは行わない。
*これからの理由から録音による講義とし、質問はメールにて受け付け、次回あるいは、次々回の講義にて重要な質問については可能な限り回答する。
*今私たちは、文字通りの意味で「歴史的」な転換点に立っています。それを生き抜く「危機の心理学」「危機の叡知」を皆さんと考えていきたいと思います。

到達目標

本講義を履修することによって、次の能力の習得を目標とする。
1)「自己」と「他者」の関係を考える。
2)「意識」と「無意識」、それぞれのはたらきをめぐって討議、考察し、そして発表することができる。
3)自己の経験、心情を基盤にした言語表現ができる端緒をつかむ。

キーワード

心理学、文学、芸術、人間、文化

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

毎回、重要な個所を指摘し、考察を深めていきます。文章(随想)を書く機会を設けます。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 授業ガイダンス 全体の説明
第2回 ユング心理学入門① ユング心理学とは何かを考える
第3回 ユング心理学入門② ユング心理学とは何かを考える
第4回 ユング心理学入門③ ユング心理学とは何かを考える
第5回 ユング心理学入門④ ユング心理学とは何かを考える
第6回 ユング心理学入門④ ユング心理学とは何かを考える
第7回 ユング心理学入門⑤ ユング心理学とは何かを考える
第8回 ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える① 「自己」とは何かを考える
第9回 ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考えるる② 「自己」とは何かを考える
第10回 ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える③ 「自己」とは何かを考える
第11回 ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える④ 「自己」とは何かを考える
第12回 ユング心理学から「意識」と「自己(self)」とは何かを考える⑤ 「自己」とは何かを考える
第13回 最終レポートの準備 最終レポートの準備
第14回 総括と質疑応答 総括と質疑応答

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

河合隼雄の二著作『ユング心理学入門』『生と死の接点』(岩波現代文庫)を準備することが望ましい。

参考書、講義資料等

特になし。

成績評価の基準及び方法

授業への参加(30%)
中間レポート(35%)
期末レポート(35%)

関連する科目

  • LAH.H216 : 人間文化論B

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

連絡先(メール、電話番号)    ※”[at]”を”@”(半角)に変換してください。

wakamatsu_e[at]lia.titech.ac.jp

その他

特になし

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