2018年度 文化人類学B   Cultural Anthropology B

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開講元
文系教養科目
担当教員名
吉田 ゆか子 
授業形態
講義     
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
月1-2(W621)  木1-2(W621)  
クラス
-
科目コード
LAH.H203
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では入門レベルの文化人類学をあつかう。文化人類学は、世界各地における現地調査を実施し、暮らし方の細部から社会の構成まで、様々なレベルのデータを収集しながら、人間の文化・社会生活の多様性や複雑性を明らかにしてきた。我々は、この学問を通して、世界の多様な文化や価値観にふれ、自身がこれまで当たり前としてきた事柄を一度見直し、新たな人間観や世界観を得ることができる。本講義では、講師自身のインドネシアでの調査経験も紹介しながら、「家族」「親族」「国家」「観光」「人とモノの関わり」等のトピックをとりあげ、関連する文化人類学の主要な議論を検討する。

到達目標

①文化人類学の基本的な特徴や考え方を理解すること
②受講者自身が出会う様々な文化的事象に対し、文化人類学的な視点で考えられるようになること

キーワード

社会、文化、伝統、創造、文化的他者

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

1つのテーマに対して2~3回の講義を行い、その間に課題文献や映像を題材にしたグループ・ディスカッションを挟む。授業の終わりに感想・質問票を提出してもらうこともある。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 イントロダクション 授業の目的を理解し、文化人類学の特徴のいくつかに触れる。
第2回 イントロダクション 文化人類学とは根本においてどのような学問かを説明できるようになる。
第3回 フィルム・セッション 映像資料を見て、それに関する自身の意見を表明できるようになる
第4回 家族・親族の人類学 親族関係に関する基本的な人類学の理論を理解する。
第5回 家族・親族の人類学 親族関係に関する基本的な人類学の理論を理解する。
第6回 文化の伝統と創造 伝統と文化の創造に関する基本的な人類学の議論を理解する。
第7回 文化の伝統と創造 伝統と文化の創造に関する基本的な人類学の議論を理解する。
第8回 観光と文化 観光、文化、国民文化の関係を理解する。
第9回 観光と文化 観光、文化、国民文化の関係を理解する。
第10回 モノから社会/文化を考える 物質文化論の歴史を理解する。
第11回 モノから社会/文化を考える 近年の人とモノの関係に関する人類学的議論を理解する。
第12回 モノから社会/文化を考える 近年の人とモノの関係に関する人類学的議論を理解する。
第13回 モノから社会/文化を考える 近年の人とモノの関係に関する人類学的議論を理解する。
第14回 フィルム・セッション 映像資料を見て、それに関する自身の意見を表明できるようになる
第15回 期末テスト 講義で学んだ成果を確認する。

教科書

特定の教科書は使用しない。

参考書、講義資料等

授業で扱う主要な資料は、授業内で配布し、またその一部を事前にOCW-i にアップすることもある。
追加の参考文献は講義中に随時指示する。

成績評価の基準及び方法

出席・授業内課題50% 期末テスト30% 期末レポート課題20%
ただし、出席が2/3に満たない受講者には単位が出ません。

関連する科目

  • LAH.H103 : 文化人類学A
  • LAH.H303 : 文化人類学C

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

事前に身に付けているべき知識や技術はないが、授業に積極的に参加すること。

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