本講義のねらいは、
(1)研究者として求められる自らの研究成果が社会へ与える影響を考慮する能力を身につける
(2)科学技術に関して批判的に考える能力を身につける
ことである。
(1)科学について多面的かつ批判的に考えることができる。
(2)科学と社会の関係に関する事例分析ができる知識とスキルを持つ。
研究者の社会的責任;科学的合理性;行政と科学
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
講義形式で行う。受講生数によってはグループ討論の時間を設ける。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | |
第2回 | 論文の機能と研究不正 | 研究者のあるべき姿を考える |
第3回 | 技術者倫理と科学技術社会論の接点 | 視点により「倫理的な行動」の意味が異なることを理解する |
第4回 | 事例分析:水俣病 | 権力に奉仕するという科学の一側面を理解する |
第5回 | 事例分析:イタイイタイ病 | 同上 |
第6回 | 事例分析:もんじゅ裁判 | 行政と科学の関係を理解する |
第7回 | 事例分析:低線量被ばく問題 | 安全と科学の関係を理解する |
第8回 | 振り返り |
とくになし
藤垣裕子他『科学技術社会論の技法』東京大学出版会
必要に応じて講義資料を配布する
各回の提出物(30%)と最終レポート(70%)
とくになし