この講義のテーマは、日本の対外関係史です。
取り扱う時代は中近世です。
このころの日本の外交のかたちについて、考えてみたいと思います。
1)海外の視点から見た日本を理解する。
2)海外に対して閉鎖的だった印象のある、中近世の外交を知ることにより、現代の日本の外交を理解する手掛かりを見つける。
ルイス・フロイス、江戸城、ベルサイユ宮殿、鎖国、天草・島原一揆、ケンペル、朝鮮通信使、シーボルト
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
1)毎回の授業の前半で、前回の小レポートの紹介、質問の解答を解説します。
2)授業の後半で、その日の教授内容を踏まえて、小レポートを作成してもらいます。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 歴史の学び方 | 「歴史の学び方」を理解する。 |
第2回 | ルイス・フロイスのみた中世日本① | 織田信長と豊臣秀吉。権力者たちの実像に迫る。 |
第3回 | ルイス・フロイスのみた中世日本② | 庶民の生活を知る。 |
第4回 | 江戸城とベルサイユ宮殿 | 共通点を探る。 |
第5回 | 「鎖国」を考える。 | 「鎖国」の実態を探る。 |
第6回 | 「天草・島原一揆」を考える。 | 「天草・島原一揆」の実態を探る。 |
第7回 | ケンペルのみた近世日本① | オランダ商館長の江戸参府について理解する。 |
第8回 | ケンペルのみた近世日本② | 元禄時代の江戸城について理解する。 |
第9回 | 朝鮮通信使① | 江戸時代の対朝鮮外交を理解する。 |
第10回 | 朝鮮通信使② | 雨森芳洲『交隣提醒』を読む。 |
第11回 | 通訳たちのみた近世日本 | オランダ通詞の実態を理解する。 |
第12回 | 通訳たちのみた幕末日本 | 幕末のオランダ通詞の実態を理解する。 |
第13回 | シーボルトのみた幕末日本① | シーボルトの日本研究を理解する。 |
第14回 | シーボルトのみた幕末日本② | シーボルトの日記を読む。 |
第15回 | 総括 ―日本の対外関係史 | 受講生から出された質問に答える形で、総括を行う。 |
指定しない。
講義資料は授業中に配布する。
配点は、期末試験(70%)、小レポート(30%)
履修の条件を設けない