本講義では,技科学技術政策の現状と課題,科学技術研究の倫理的・法的・社会的課題(ELSI)など,科学と社会に関わるテーマを包括的に概観する.IIでは,科学技術政策と社会の接点に生じる課題,特に科学コミュニケーション,ELSI,責任ある研究・イノベーションを中心に取り上げる.
この授業の修了時までの到達目標は以下である.
1. 科学コミュニケーションの役割・意義と現状を理解する.
2. 学技術研究に関わる倫理的・法的・社会的課題について理解する.
3. 責任ある研究・イノベーション(RRI)について理解する
科学技術政策,研究評価,科学研究ガバナンス,倫理的・法的・社会的課題(ELSI),責任ある研究・イノベーション
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の講義を通じて科学技術政策と社会的課題について学び,課題において学んだ内容の理解を深める.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション | 講義の概要と狙いおよび課題について理解する |
第2回 | 「科学技術と社会」の視点と日本の科学コミュニケーション | 科学技術コミュニケーションについて理解する |
第3回 | 科学技術をめぐる報道と科学コミュニケーションの現状 | 日本における科学技術をめぐる報道と科学コミュニケーションの現状について理解する |
第4回 | 科学技術研究に関わる倫理的・法的・社会的課題(ELSI)1 | 責任ある科学技術ガバナンスとELSIについて理解する |
第5回 | 科学技術研究に関わる倫理的・法的・社会的課題(ELSI)2 | 責任ある科学技術ガバナンスとELSIについて理解する |
第6回 | 責任ある研究・イノベーション(RRI) | RRIについて理解する |
第7回 | グループ課題発表と総括 | 課題をまとめたプレゼンテーションを行う |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する 予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
標葉隆馬,責任ある科学技術ガバナンス概論,ナカニシヤ出版,2020.
補足資料は,Webシステムを通じて配布する.
講義中への貢献:30%,最終課題レポート:70%
特になし