2020年度 科学技術政策分析 II   Science, Technology and Innovation Policy Analysis II

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開講元
技術経営専門職学位課程
担当教員名
池上 雅子 
授業形態
講義
メディア利用
Zoom
曜日・時限(講義室)
木9-10(Zoom)  
クラス
-
科目コード
TIM.C511
単位数
1
開講年度
2020年度
開講クォーター
4Q
シラバス更新日
2020年9月28日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

核兵器や原子力に象徴されるように、現代の高度科学技術は、人類の存亡を左右する程重大な政治的社会的影響力をもつ。技術は、一方で無限の可能性を与えるが、制御不能または誤って使用されれば核兵器のように人類を滅ぼす事もできる。その絶大な潜在性の故に、特定の時代状況・社会的コンテクストに於ける科学技術は、厳密には価値自由value-free たりえない。したがって個々の政策決定は、必然的にその道義性・倫理性を問われる。M.L.キング牧師の “Our scientific power has outrun our spiritual power. We have guided missiles and misguided men” は正鵠を射た卓見だ。本講では、人類に絶大な影響力をもつ高度技術の研究開発政策を、特に核技術と核政策を中心に批判的に検証しながら、人類の福利に寄与する科学技術政策のあり方を、批判社会学的アプローチで模索する。
マネジメントとしての科学技術政策の定量分析に関しては、他の然るべき講座を受講するよう注意されたい。

到達目標

本講では、高度技術の研究開発政策決定過程とその帰結を、特に核技術と核政策に焦点を当てながら、批判社会学的な事例研究 (qualitative case studies)を通して検証する。これは、マネジメントとしての科学技術政策定量分析の対極に立ち、過去の事例を教訓として大局的時代状況に照らした技術と人間社会に関する洞察を深め、人類の福利と倫理道徳に適った科学技術政策を講じられる思慮深い能力の涵養を目指す。

キーワード

科学技術、研究開発(R&D)、政策分析、技術と安全保障、核技術と核セキュリティ、原子力政策、技術倫理

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

講義とセミナー方式の討論および自主課題研究発表

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 Introduction 原子力の黎明 イントロダクション
第2回 日本の原子力政策過程分析 原子力政策分析(国際比較) 日本の原子力政策過程分析 原子力政策分析(国際比較)
第3回 核物質管理の国際体制, 核セキュリティ 核物質管理の国際体制, 核セキュリティ
第4回 原発・核災禍の検証 原発・核災禍の検証: フクシマ、チェルノブイリなど
第5回 高度科学技術社会のリスク分析 高度科学技術社会のリスク分析
第6回 環境・エネルギー政策と疑似科学 外部講師 環境・エネルギー政策と疑似科学 外部講師
第7回 ビッグ・データ、A.I. と技術倫理 外部講師 ビッグ・データ, A.I. と技術倫理
第8回 まとめと全体議論、自主研究発表 まとめと全体議論、自主研究発表

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

適宜、資料配布

参考書、講義資料等

随時資料を指定・配布する。

成績評価の基準及び方法

出席と積極的な議論 (50%)、自主研究課題発表 (20%)、課題レポート (30%)

関連する科目

  • TIM.C510 : 科学技術政策分析 I
  • TIM.C532 : 先端/防衛技術の研究・開発・試験・評価の政策分析
  • NCL.O510 : 核時代の国際政治と核不拡散

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「科学技術政策分析 I」を併せての履修が望ましい

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