グローバル化した現代の高度社会は、自然災害や人的災害(テロ攻撃など)、過酷事故、軍事攻撃、サイバー攻撃などの危機に対し非常に脆弱だ。本講では、安全保障の観点からリスク・危機管理の概念理論を踏まえ、外部講師による実践的な事例分析から、リスク・危機管理のあり方を実践的に考察・検証する。
リスク・危機管理へのセンスを高め、将来危機対策を学習する為の素地を醸成する。
リスク分析・危機管理、安全保障
専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業スタイルは、政策プロセス科学特論に準ずる。
¬ 担当教員による概念・理論の概要説明と、ゲスト講師による講義・討論。
¬ 講師毎に、グループによる事前調査・発表、講演・討議後の総括の提出。
¬ 事前学習の結果及び感想は、OCWiにオンライン提出。
¬ 講義日 水曜日17時~20時(不定期 12/13, 1/24(田町), 1/31, 2/7, 2/14)
17:00~18:00 受講者による予習結果発表、質問事項確認
18:00~19:00 講師による講義
19:00~20:00 質疑応答・討論
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 【政策プロセス科学特講共通】「汎用先端技と産業インテリジェンス」講師: 元化学兵器禁止機関(OPCW)査察局長秋山一郎先生(元陸将補) | 「汎用先端技術と産業インテリジェンス」 |
第2回 | 「福島原発事故の教訓と危機管理」 (TBC) 講師:東工大特任教授 奈良林直先生(原子核工学) | 「福島原発事故の教訓と危機管理」 |
第3回 | エネルギー安全保障(仮題) 講師:東工大特任教授 奈良林直先生(原子核工学) | エネルギー安全保障(仮題) |
第4回 | 変革時代の原子力:原子力と国際安全保障 by 斎藤正樹東工大名誉教授(原子核工学) | 原子力と国際安全保障 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
Ulrich BECK (1992) RISK SOCIETY: Towards a New Modernity, SAGE
Beat HABEGGER (ed.) (2008) INTERNATIONAL HANDBOOK ON RISK ANALYSIS AND MANAGEMENT
PROFESSIONAL EXPERIENCES, 2008, Center for Security Studies, ETH Zurich
毎回、講師が資料を指定、OCWで資料ファイルを配布する。
グループによる事前予習を含め講義への貢献、提出レポート及び出席により合格、不合格にて評価
本講義は、水曜日の9-12時限に変則的な日程で開講される「政策プロセス科学特論」と「経営者論セミナー」と同じ時間帯に設定され、3Q-4Qの水曜日の9-12時限に3科目が同時に履修できるように日程調整されている。
詳細未定