この授業ではボリス・グロイスの『アート・パワー』(現代企画室、2017年)を読み、 美術を考察するための方法論を習得する。授業では文献講読を行い、内容を踏まえた上でディスカッションを行う。この授業のねらいは、受講生にさまざまな論点から視覚文化と芸術の問題を考察する力を身に着けさせることである。また、テキストを精読し、参照する方法を身につけさせることである。
この授業では次のような知識および能力を習得することを目標とする。
・現代美術および視覚イメージを分析する理論を習得する。
・さまざまな美術作品を理解し、視覚文化と現代美術に対する批評的な見方を習得する。
・知識や理論に基づいて、視覚的イメージと現代美術を理解し、批評できるようになる。
視覚文化、美術論、メディア論、社会学、表象文化論
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
受講者全員が指定された文献を読んでおき、担当者はレジュメを作成すること。担当者による発表の後にディスカッションを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 最初の授業で著者と本を紹介し、どの章を講読するか参加者と決定する。 | 目次に目を通しておくこと。『全体芸術様式スターリン』『流れの中で』そのほか多数の未翻訳書籍など、グロイスの他の著作を取り上げる可能性もあるので、関心のある者は目を通しておくこと。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
指定しない
『アート・パワー』(現代企画室、2017年)、『全体芸術様式スターリン』(現代思潮新社、2000年)、『流れの中で』(人文書院、2021年)
授業への貢献度(50%)、期末レポート(50%)。
現代美術、メディア論等に関心があること。