本講義は、特に科学革命に関する描写に注目しながら、古代から17世紀後半までの科学の歴史をたどる。
それぞれの描写の違いを検討し、科学革命が学者たちによってどのように受け取られているのかを考える。
本科目を履修することによって、以下を習得する。
1) 科学および科学活動の起源と変遷について知る。
2) 現在の起源として過去を見るのか、その時代に価値が置かれていたものを見るのか、歴史の描き方について意見を持つ。
科学史 科学哲学 科学者 社会
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
最初に学生が課題の文献についてプレゼンテーションを行い、その後、ディスカッションを行う。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | イントロダクション:古い世界と新しい世界 | 科学史がどのような学問であるのかを知る。 |
第2回 | 最初のはじまり:ギリシアと中国における自然知識 | 古代ギリシアと中国における「知識」について知る。 |
第3回 | イスラム文明と中世およびルネサンス期のヨーロッパ | 中世およびルネサンス期における「知識」について知る。 |
第4回 | 3つの革命的な変化 | 17世紀前半における革命的な変化について知る。 |
第5回 | 危機を乗り越える | 17世紀前半における危機について知る。 |
第6回 | 3つの部分からなる拡大 | 17世紀半ばにおける革命的な変化の拡大について知る。 |
第7回 | 革命的な変化の継続 | 17世紀後半における革命的な変化について知る。 |
第8回 | エピローグ:振り返って見ることと先を見ること | 歴史の描き方について意見を持つ。 |
H. F. Cohen, The Rise of Modern Science Explained: A Comparative History (Cambridge: Cambridge University Pres, 2015).
特になし。
授業への参加(出席とプレゼンテーション)50% 、期末レポート 50%
主に英語の文献を利用する。
そのため、中級以上の英語読解力があることが望ましい。
参加者によってトピックを変更することがあります。