本講義では,ヒトの身体のメカニズムについて,広く扱う.生理学的内容を多く含む.
行動時の応答全般の基礎的な理解を促し,ヒトの応答を観察することから,新たな評価指標を作るなどの手助けになる.
ヒトのホメオスタシスの概念を理解し,その概念を基に,様々なヒトの生理応答を説明することができる.
ホメオスタシス,生体計測,生理学
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
授業の前に,課題欄に記載されている項目について,予習しておく必要がある.
講義は2クォータに行う.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ホメオスタシスの概要 | ホメオスタシスの定義の理解 |
第2回 | 情報伝達と神経の基礎 | 生体内の情報伝達について理解 |
第3回 | 自律神経系と内分泌系の構造と機能 | 生体内の2つの大きな情報伝達経路について理解 |
第4回 | 循環系の調節メカニズム 循環指標を機能的な役割から理解 | 循環系から得られる指標を機能的な観点から理解する. |
第5回 | 筋肉・骨格筋の基礎,神経筋の理解 | 骨格筋が動くシステムの理解 |
第6回 | エネルギー供給と代謝 | エネルギー代謝について基礎的な理解 |
第7回 | 体温調節の基礎 | 体温調節について理解し,循環系やエネルギー代謝との関連に気付く. |
第8回 | 内容の演習・発表形式による理解確認 | 運動・循環系・神経系・体温調節系の相補的な役割を評価する. |
ガイトン生理学
講義資料を配布する.
配点は,授業中の口頭小テスト(20点),期末の演習・発表(80点)
なし
naohayashi[at]ila.titech.ac.jp
メイルで事前予約すること.
当講義は理学の内容を含む。