資源利用効率最大化のためのカスケード利用の考え方、再生可能資源の位置づけと利用、廃棄物最小化のためのマテリアル、およびエネルギー利用の方法論について習得する。
本科目を履修することにより、循環型社会の構築に資する資源と廃棄物の利用についての基本的な指針を与えることができるようになる。
マイオマス、バイオリファイナリー、バイオガス、コンポスティング、バイオマスカスケード利用
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
毎回の講義の導入部分で前回のまとめをおこなう。引き続いて、その回の講義の要点を教授するとともに、必要に応じ問題を解かせる。各回の学習目標をよく読み、予習・復習をおこなうこと。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 資源と廃棄物 | 地球上に大量に賦存するバイオマス資源と廃棄物を有効利用することの重要性を理解する |
第2回 | バイオリファイナリー、バイオマス資源からの化学品生産 | バイオマスの変換技術であるBiorefiningの一例として化学品の生産を理解する |
第3回 | バイオリファイナリー、バイオマス資源からの燃料生産 | Biorefiningの例として関心の高まっているバイオ燃料の生産原理と実際を理解する |
第4回 | 排水処理、バイオガス生産 | 有機廃水を原料としたバイオガスへの変換技術の原理を理解する |
第5回 | 排水処理、バイオガス生産の新展開 | 分子生物学を用いてバイオガスプラントの性能をモニターする新しい技術を理解する |
第6回 | 固体廃棄物利用、病害防除コンポスト | 固体廃棄物のコンポスト化利用のうち、植物病害を防除するコンポストの製造法を理解する |
第7回 | 固体廃棄物利用、高性能バイオ肥料の生産 | 肥料効果の高いコンポストを再現性よく製造するための分子生物学利用の方法の原理を理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
教科書は用いない。講義開始時に資料を配付する。
必要に応じ講義開始時に資料を配付し、Power-pointを用いた解説を行う。講義で使用するPower-pointファイルは事前にOCW-iを介し開示するので予習/復習に用いること。
レポートで評価する。
生物工学基礎 (TSE.A206) 、あるいは生物工学の基礎科目に関連する講義を履修していることが望ましい(必ずしも条件ではない)。