2024年度 システムデザインプロジェクト   System Design Project

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開講元
融合理工学系
担当教員名
大橋 匠  齊藤 滋規  因幡 和晃  田岡 祐樹 
授業形態
   (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
木5-8(石川台5号館デザイン工房)  
クラス
-
科目コード
TSE.C202
単位数
1
開講年度
2024年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2024年3月14日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
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講義の概要とねらい

システムデザインは、ユーザーを中心に据え、ステークホルダーのニーズに配慮しつつ、複雑で曖昧な問題解決に向けたシステムの設計と開発を目指す包括的なアプローチとプロセスであり、デザイン思考の重要な要素として位置づけられている。この講義では、講義、実習、実践的なプロジェクトを通じて、ステークホルダーの要求を考慮しながら、複雑で曖昧な問題に対処するユーザー中心のシステム設計の方法を習得を目指す。具体的には、ユーザーへの共感、問題の定義、アイデアの創出、プロトタイピング、ユーザーテスト、ステークホルダー分析など、システムデザインの核となるトピックが扱われる。この講義を通じて、受講者はユーザー中心デザインの基本的な理解を深め、デザイン思考の学習と発展のための土台を築くことを目指します。

到達目標

1. ユーザー中心デザイン概念について、基本的な理解を深める。
2. 複雑な問題を定義し、解決策を考え、プロトタイプを作成し、ユーザーテストを実施することで、効果的に問題を解決する方法を学ぶ。
3. デザイン思考プロセスにおけるシステムデザインの重要性を理解する。
4. ステークホルダー分析に関する知識とスキルを身につけ、デザインプロセスにおいて彼らのニーズにも配慮する方法を学ぶ。

キーワード

システムデザイン、ステークホルダー分析、ユーザー共感、問題定義、アイデア創出、プロトタイピング、ユーザーテスト、反復プロセス、ユーザー中心設計

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

この講義では、複雑な問題を解決するユーザー中心のシステムをチームで設計する。石川台5号館3階のデザイン工房で行われるこの講義では、講義、演習、実践的なプロジェクトを行う。具体的には、ユーザーへの共感、問題定義、アイデア創出、プロトタイピング、ユーザーテスト、ステークホルダー分析など、デザイン思考のプロセスを応用し、効果的なソリューションの開発を目指す。この講義では、問題定義とソリューションを洗練させるために、チーム内での協働と反復的な実践を重視する。

各チームは、ユーザー中心主義、ステークホルダー分析、システムの持続可能性に配慮したシステムと問題解決プロセスに関する最終プレゼンテーションを行う。さらに、受講生は、デザイン思考プロセスに関する個人の理解度を問う最終レポートに取り組む。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 システムデザインプロジェクト導入 問題探索と定義 ・講義の目的、進め方を理解する ・チームが解決すべき問題を探求し、定義する
第2回 ユーザーリサーチの方法論と実践 ・データ収集方法と分析方法を学ぶ ・キャンパス内でユーザーリサーチを実践する
第3回 アイデア創出とプロトタイピング ・ユーザーリサーチに基づくアイデア創出方法を学ぶ ・デザイン工房を活用した効果的なプロトタイピング手法を理解する ・プロトタイピングを実践する
第4回 プロトタイピングとユーザーテスト ・ユーザーテストを効果的に行う
第5回 中間発表;デザインプロセスの反復と修正 ・フィードバックを得て、問題定義及びソリューションを改善する
第6回 デザインプロセスの反復と修正 ・フィードバックを得て、問題定義及びソリューションを改善する
第7回 最終プレゼンテーション・レポート ・最終成果物を効果的にオーディエンスへ伝える ・一連の講義での学びをまとめる

授業時間外学修(予習・復習等)

効果的な学習を行うために、各授業に関する予習と復習をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。オンラインリソースを活用したり、クラスメートや講師とのオンラインディスカッションを行ったり、関連するトピックについて独自に学習することを奨励する。さらに、チームでプロジェクトや課題に共同で取り組むことが奨励され、授業外の学習時間が必要になることもある。予習、復習、共同作業に十分な時間を割くことで、この講義における学習効果を最大化することができる。

教科書

特になし。

参考書、講義資料等

齊藤、坂本、竹田、角、大内、”エンジニアのためのデザイン思考入門”、翔泳社、(2017)
他の教材はクラスで配布する。

成績評価の基準及び方法

授業中の演習:30%、最終グループ発表:30%、レポート:40%

関連する科目

  • TSE.C201 : 融合理工学基礎
  • TSE.C203 : 融合デザインプロジェクト
  • TSE.A318 : エンジニアリングデザイン概論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし。

その他

シラバスの内容は必要に応じて修正されることがある。

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