環境に関わる学問分野は非常に多岐にわたる。そのため、環境を解析したり、環境問題を解決するためには、分野融合的なアプローチが必要となる。本講義では、これまで学んだ数学、物理学、化学、生物学等の幅広い基礎知識をいかに応用して実際の環境の解析や環境問題の解決に役立てていくかという視点を中心に、環境分野を専門とする講師陣がオムニバス形式で最先端の研究成果も交えて解説する。
この講義によって、これまでに学んだ基礎的な数学、物理学、化学、生物学等の知識がどのように環境の解析や環境問題の解決に役立っているかということが理解できるようになる。
大気環境,水環境
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
オムニバス形式で各講師が1つのトピックについて3コマづつの講義を行う.
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 風の時空間スケール | 風の時空間スケールを理解する |
第2回 | 風の空間分布構造 | 屋外大気に見られる乱流組織構造とその役割を理解する |
第3回 | 風の空間分布計測 | 風の空間分布計測手法とその原理を理解する |
第4回 | 2つの温暖化ー地球温暖化とヒートアイランド | 地球温暖化とヒートアイランドという異なるメカニズムの2つの温暖化についてその違いを理解する |
第5回 | 気候の将来予測 | 社会・経済シナリオに基づいて、都市の変容を考慮しながら2つの温暖化の将来予測と、それに対する緩和策・適応策について理解する |
第6回 | 地球温暖化による水循環の変化の幾つかの主要な側面 | 水セクターへの温暖化影響と適応策について議論する |
第7回 | 地球水循環を宇宙から把握する | 「あなたなら宇宙から何を見るか」現在、世界各国で宇宙ベンチャーが立ち上がっており、“宇宙から見る”“宇宙で遊ぶ”“宇宙を使う”“宇宙をきれいにする”など様々な目的の人工衛星が開発されている。その中でも“宇宙から地球環境を見る”衛星に焦点を絞り、何を、どのように見る衛星が今後重要となるか、グループで議論し、アイデアを披露する。 |
第8回 | 最近の日本の水害、世界の水害の中で | Discuss issues to be solved and take-home messages to mitigate and/or adapt to flood disasters recently manifested even in Japan. |
第9回 | 地域スケールの水・物質循環現象の理解 | 地域スケールの水・物質循環現象を理解する |
第10回 | 地域スケールの水・物質循環現象を支配する原理の理解 | 地域スケールの水・物質循環現象を支配する原理を理解する |
第11回 | 地域スケールの水・物質循環の諸課題と解決策 | 地域スケールの水・物質循環についての課題と解決策を理解する |
第12回 | 流域シミュレーション1 | 流域シミュレーションについて理解できるようになる |
第13回 | 流域シミュレーション2 | 流域シミュレーションについて理解できるようになる |
第14回 | 流域シミュレーション3 | 流域シミュレーションについて理解できるようになる |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
講義資料等は必要に応じて講義前にOCW-iを通して配布する.
各先生方による小テスト/レポートによって総合的に評価する.
なし