現代では日常生活において通信は欠かす事のできないインフラとなっている。インターネット等に代表される通信ネットワークは様々な要素技術の集合により成り立っているが,本講義では各ネットワーキング技術の概要とその背景となる数学的理論(信号変復調,情報源符号化)について講義する。
1. 通信ネットワーク技術についての包括的な理解を通して,Local Area Networkの構築等に役立つ実践的な知識を得る事
2. 信号変復調や情報源符号化といった数学的理論について理解する事
インターネットプロトコル,ネットワーク理論,通信方式,情報源符号化定理,暗号
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義と演習
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 講義の進め方,インターネットとOSI参照モデルについて | OSI参照モデルと各層の役割 |
第2回 | インターネットプロトコル(IP) | IPの役割 |
第3回 | ルーティング方式 | ルーティングテーブルについての問題 |
第4回 | MACプロトコル | 各種MACプロトコルについての問題 |
第5回 | 信号変調方式I | フーリエ変換の復習 |
第6回 | 信号変調方式II | アナログ変復調技術についての問題 |
第7回 | 信号変調方式III | ディジタル変復調技術についての問題 |
第8回 | 中間試験 | 無し |
第9回 | トランスポートプロトコル | トランスポートプロトコルについての問題 |
第10回 | アプリケーション層,その他 | DNS,HTTP等についての問題 |
第11回 | 確率理論 | ランダムプロセスや確率理論についての問題 |
第12回 | 情報源・通信路符号化I | 情報源エントロピーについての問題 |
第13回 | 情報源・通信路符号化II | 情報源符号化についての問題 |
第14回 | 情報源・通信路符号化III | 通信路符号化についての問題 |
第15回 | 暗号化・セキュリティ技術II | 共通鍵・公開鍵暗号方式の役割 |
講義資料を上記Webで配布
リチャード・スティーブンス:詳細TCP/IPプロトコル(新装版),ピアソン・エデュケーション,
坂庭 好一,笠井 健太,”通信理論入門”,コロナ社,2014
小テスト,中間試験,期末試験,授業出席率により評価する。
無し