デザイン思考の基礎について概略を学んだのち、(短期留学を含む)留学生と日本人学生の混成チームを作り、チームでデザインに関する課題に取り組み、その成果を発表する。いわゆるPBL(プロジェクトベーストラーニング)形式を取る。
本講義の狙いは以下の二つである。
(1)受講者がデザイン思考の基礎を理解する。
(2)国際的なチームによるエンジニアリングデザインプロジェクトの疑似体験を通じて、類似のプロジェクトに求められる基礎的なスキルを身につける。
(1)デザイン思考の基礎的なスキルと知識の習得。
(2)異文化コミュニケーション能力を獲得する。
(3)自国および他国の文化の違いについて理解する。
デザイン思考、PBL(プロジェクト・ベースト・ラーニング)、異文化理解
専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
チーム活動が中心のため、一週間程度(7月22日、24〜26日、29日の5日間午後)の集中講義形式で進めます。短期留学生(20名程度)が参加する予定です。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 5日間の集中講義形式で行う。 Day 1 アイスブレイク、チーム編成、簡単な共同作業、デザイン思考基礎の講義 day 2 日本社会、技術などの紹介、課題の提示、チームによるコンセプトデザイン day 3 コンセプトの絞込、2Dプロトタイピング、コンセプトの改善 day 4 3Dプロトタイピングまたはデモンストレーションの作成 day 5 チームによる課題作業とプレゼンテーション準備、報告会 | チームで以下のいずれか(予定)のデザインを行い、その内容についてプレゼンテーションを行う。 (1)日本社会の課題を解決する製品、システム、サービス (2)日本の技術や文化を利用した製品、システム、サービス (3)日本市場をターゲットとした製品、システム、サービス |
とくに定めない
必要に応じて資料を配布する
1.プロジェクトへの参加状況および取り組む姿勢(30%)。
2.プロジェクトの成果およびプレゼンテーション(70%)。
後者、2についてはチームごとに評価する。
基礎的なコミュニケーションが英語でとれること、また英語によるコミュニケーションおよび共同作業を楽しめること。
英語によるプロジェクトベース学習科目である。したがって、東工大生の参加希望者が大幅に多い場合は必要なセレクションを行います。