2020年度 インフラストラクチャの維持管理   Maintenance of Infrastructure

文字サイズ 

アップデートお知らせメールへ登録 お気に入り講義リストに追加
開講元
土木工学コース
担当教員名
岩波 光保 
授業形態
講義    (Zoom)
曜日・時限(講義室)
月3-4(M114)  木3-4(M114)  
クラス
-
科目コード
CVE.F431
単位数
2
開講年度
2020年度
開講クォーター
2Q
シラバス更新日
2020年9月18日
講義資料更新日
-
使用言語
英語
アクセスランキング
media

講義の概要とねらい

 本講義では、インフラストラクチャの維持管理の基本的な考え方を説明するとともに、点検診断、性能評価・予測、補修補強、設計とのリンクなどの維持管理の要素技術に関する知識を習得させる。また、インフラストラクチャの維持管理に関する最近の事例紹介を通じて、実務の最前線の知見に触れる。
 快適かつ安全・安心な暮らしと高度な経済活動を支えるために整備されたインフラストラクチャを使いこなしていくためには、適切な維持管理が不可欠である。本講義では、インフラストラクチャの多くを構成するコンクリート構造物と鋼構造物を対象として、点検診断、性能評価・予測、補修補強の対策について、基本的な考え方だけでなく、維持管理の実際における適用事例も交えて解説する。これに加えて、最新の高度な維持管理技術の導入事例やアセットマネジメントの取組みなど、維持管理の実務の最前線に触れるとともに、現状における維持管理上の課題を見出して、今後の解決の方策を考えてもらいたい。

到達目標

 本講義を履修することによって、次の能力を修得する。
1)社会基盤(インフラストラクチャ)の維持管理の基本的な考え方を説明できる。
2)維持管理の要素技術の原理、内容および応用方法を説明できる。
3)最新の維持管理事例の分析などを行い、インフラストラクチャの維持管理の実務に応用できる。

実務経験のある教員等による授業科目等

該当する 実務経験と講義内容との関連(又は実践的教育内容)
担当教員が国の試験研究機関において経験したコンクリート工事における課題を紹介するとともに、課題解決には基礎的知識を習得しておくことが有効であることを紹介する。

キーワード

維持管理,インフラストラクチャ,点検,性能評価,将来予測,補修・補強,設計とのリンク,アセットマネジメント,事例分析

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

授業計画に沿って、各回のトピックスを解説する。必要に応じて、理解度を確認するための演習を行う。授業計画の課題に記載された内容について予習・復習を行うこと。

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 インフラストラクチャの維持管理の重要性 日本のインフラの現状と今後の社会情勢
第2回 インフラの劣化・変状事例 インフラの種類と特性
第3回 維持管理の目的・基本的な考え方 維持管理の方法論
第4回 コンクリート構造物の劣化機構(1) 塩害 塩化物イオンの拡散
第5回 コンクリート構造物の劣化機構(2) 中性化、凍害、アルカリシリカ反応、など コンクリートの細孔構造
第6回 鋼構造物の腐食・防食 電気化学に基づく鋼材腐食
第7回 点検診断・調査技術(1) 点検の基本、目視調査 点検の種類と頻度
第8回 点検診断・調査技術(2) 非破壊試験技術 弾性波,電磁波
第9回 保有性能評価と将来予測 構造物の要求性能
第10回 補修・補強(1) コンクリート構造物 再劣化
第11回 補修・補強(2) 鋼構造物 疲労き裂
第12回 アセットマネジメント ライフサイクルコスト
第13回 設計とのリンク 維持管理を考慮した設計
第14回 最新事例の分析 身近にある維持管理事例

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

必要に応じて、授業で資料を配布する。

参考書、講義資料等

社会インフラメイテナンス学,土木学会,2015

成績評価の基準及び方法

インフラストラクチャの維持管理の基本的な考え方に関する理解度、維持管理に必要な要素技術に関する基本的な知識の習得度を評価する。授業で実施する小レポート(40%)、期末レポート(60%)で成績を評価する。

関連する科目

  • CVE.F432 : 建設マネジメント特論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特になし

このページのトップへ