2023年度 社会基盤と環境-概論   Introduction to Infrastructure and Environment

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
瀬尾 亨  藤井 学  室町 泰徳  竹村 次朗  鼎 信次郎  盛川 仁  吉村 千洋  千々和 伸浩  岩波 光保  髙橋 章浩  真田 純子  佐々木 栄一  内海 信幸  丸山 泰蔵  髙山 雄貴 
授業形態
講義    (対面型)
メディア利用科目
曜日・時限(講義室)
火7-8(W9-324(W933))  金7-8(W9-324(W933))  
クラス
-
科目コード
CVE.N210
単位数
2
開講年度
2023年度
開講クォーター
1Q
シラバス更新日
2023年3月20日
講義資料更新日
-
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

本講義では,地球環境問題からまちづくりの問題まで,土木・環境工学に課せられた様々な解決すべき課題を包括的に提示すると共に,最新の技術的・政策的・計画論的取組の内容について講述する.
これにより,土木・環境工学が安心・安全かつ持続可能な人間社会を築いていくための技術的・政策的方法論や計画の理念を考える学問体系であることを理解する.

到達目標

・土木・環境工学が,取り扱う対象の全体像を俯瞰できる.
・土木・環境工学における,基本的な技術論,政策論,計画論を説明できる.

キーワード

土木・環境工学,持続可能性,安心・安全, 計画論

学生が身につける力(ディグリー・ポリシー)

専門力 教養力 コミュニケーション力 展開力(探究力又は設定力) 展開力(実践力又は解決力)

授業の進め方

土木,都市,環境を専門とする教員で分担し,オムニバス形式で講義を進める.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 土木・環境工学概論 ・地球の今,持続的発展とは,社会基盤整備の特徴と持続的土木工学への支配要因,環境負荷を考慮した構造物設計,環境と共生の関係について理解する.
第2回 水環境保全と持続可能性 ・水環境と持続可能性を具体例を通じて理解し,今後の可能性を議論する.
第3回 水道システムにおける先端技術と課題  ・水道システムにおける先端技術を理解した上で,現状の問題点を議論をしながら理解を深める.
第4回 地球温暖化と水・気象の極端現象 ・災害につながる水・気象の極端現象と地球温暖化について概観する
第5回 廃棄物・地盤の汚染と環境 ・地盤,地下水汚染の特徴と現状,都市の廃棄物問題を事例を通して理解する.
第6回 持続可能な地域づくりと景観 ・持続可能性の視点からの景観の考え方の基礎を理解する.
第7回 経済活動・人口分布の長期的変化 ・我が国の経済活動・人口分布の長期的変化の特徴,都市システムを対象とした経済分析に関する最新の研究成果を理解する
第8回 次世代交通システム ・自動運転,電気自動車,シェアリング等の新たな交通技術の利活用を理解する
第9回 都市のエネルギー消費とサステナビリティ ・都市のエネルギー消費とサステナビリティの現状と対策を理解する.
第10回 構造物のモニタリング技術の最前線 ・構造物のモニタリング技術の最前線の概要を知る.
第11回 地盤災害の解明:土の水のダイナミクスから ・地盤災害を土の水のダイナミクスから理解する
第12回 都市インフラの老朽化から見た問題と対策 ・都市の主要なインフラストラクチャーの老朽化の現状と,取り得る対策についての基礎概念を理解する
第13回 都市直下地震の脅威と防災教育 ・都市の直下で発生する地震とそれによる災害,地震動の特徴について理解する. ・防災教育の意義について理解する.
第14回 構造物の維持管理と定量的非破壊評価  ・構造物の点検・診断における非破壊検査の役割とその方法について概観する

授業時間外学修(予習・復習等)

学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。

教科書

講義資料は随時T2SCHOLAで配布する.

参考書、講義資料等

特に無し

成績評価の基準及び方法

受講時の小レポート(5%*14=70%)と講義後の分野別レポート(10%*3=30%)の合計により評価する.
分野:2-5回:水・地盤環境,6-9回:景観・計画,10-14回:安心・安全

関連する科目

  • CVE.N310 : 社会基盤と環境-特別講義
  • CVE.N301 : 土木史・土木技術者倫理

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

特に無し

オフィスアワー

窓口教員または各担当教員にメールにて相談すること

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