2018年度 公共経済学   Public Economics

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開講元
土木・環境工学系
担当教員名
福田 大輔  坂野 達郎  山内 弘隆 
授業形態
講義
曜日・時限(講義室)
水3-4(M114)  
クラス
-
科目コード
CVE.D311
単位数
2
開講年度
2018年度
開講クォーター
3-4Q
シラバス更新日
2018年3月20日
講義資料更新日
2018年1月23日
使用言語
日本語
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講義の概要とねらい

社会資本整備の経済学的な分析・評価のために必要となる経済理論(ミクロ経済学,交通経済学,ゲーム理論等)の基礎と応用を学ぶ.

到達目標

1. 費用や価格等のミクロ経済理論,2. プロジェクトの経済評価手法,3. 公共事業のマクロ経済効果分析,4. 公共サービスの特徴とその財源・料金制度,5. ロジスティクスの進展やPFIへの取り組み等,社会資本整備を取り巻く経済学的な基本的考え方を習得する.

キーワード

経済学,ミクロ経済学,交通・都市経済学,公共経済学,市場の失敗,外部性,経済政策, 制度設計

学生が身につける力

国際的教養力 コミュニケーション力 専門力 課題設定力 実践力または解決力

授業の進め方

基礎理論について講述しつつ,途中,中間試験を併せて実施することにより,内容に対する理解を深める.また,最後に期末試験を実施する.

授業計画・課題

  授業計画 課題
第1回 土木事業・公共事業・公共投資の評価における経済分析の役割 ・土木事業と経済評価 ・費用便益分析の歴史 ・経済学的な考え方とは?
第2回 消費者行動理論の基礎 ・消費可能集合(予算制約) ・選好,効用,無差別曲線,限界代替率 ・選択(効用最大化) ・需要(関数),価格弾力性,所得弾力性 ・消費者余剰と経済便益計算 ・双対性
第3回 生産者行動理論の基礎 ・可変・固定投入物・限界生産力逓減 ・短期・長期/平均・限界費用 ・可変費用と固定費用 ・費用最小化問題と費用関数 ・生産技術 ・利潤最大化問題と供給関数 ・生産者余剰 ・可変費用関数と固定費用関数
第4回 市場の理論 ・一物一価の法則 ・価格“受容”者と価格“支配”者 ・均衡の概念および市場均衡 ・超過需要,超過供給 ・部分均衡と一般均衡 ・消費者・生産者・社会的余剰 ・厚生経済学の第一定理 ・自然独占と費用逓減,寡占
第5回 市場の失敗とその是正 ・独占 ・外部性 ・混雑課金 ・公共財
第6回 費用・便益分析 ・費用便益分析の原理と歴史 ・社会的割引率 ・便益の定義と計測
第7回 マクロ経済と公共投資 ・公共投資 ・乗数効果 ・インフレーションとデフレーション
第8回 中間試験と解説 中間試験と解説
第9回 隠れた行動とモラルハザード ・資源配分問題 ・隠れた行動の例
第10回 隠れた情報と逆選択 ・隠れた情報/非対称情報 ・逆選択の例
第11回 企業統治とエージェンシーの理論 ・パートナーシップ問題 ・雇用ー被雇用者関係
第12回 オークション理論 ・Vickrey型オークション ・収入同値定理
第13回 公共財と選好顕示 ・ピボタルメカニズム ・グローブスメカニズム
第14回 エネルギー産業の構造 ・エネルギー産業の現状 ・エネルギー資源供給過程と利用形態
第15回 民間資金活用の経緯と展望 ・PFI (Private Finance Initiative)とは ・エイジェンシー理論

教科書

特に指定しない.講義時に配布すると共にOCW-iに掲載する.

参考書、講義資料等

(参)竹内健蔵(2008)交通経済学入門,有斐閣ブックス. (参)山内弘隆・竹内健蔵 (2002) 交通経済学,有斐閣アルマ.
(参)八田達夫(2009) ミクロ経済学I・II,東洋経済新報社. (参)藤井聡(2010) 公共事業が日本を救う,文春新書.
(参) Campbell, D.E. "Incentives: Motivation and the Economics of Information (2nd Ed.)" Cambridge University Press, 2006.

成績評価の基準及び方法

中間試験またはレポート(40%),期末試験またはレポート(40%),小レポート課題・小テスト(20%)

関連する科目

  • CVE.D201 : 土木計画学基礎
  • CVE.D210 : 土木と環境の計画理論
  • CVE.D312 : 公共システム論
  • CVE.D301 : 交通システム工学
  • CVE.D403 : 交通経済学
  • CVE.D211 : 国土・都市計画概論
  • ARC.P305 : 国土・都市計画論

履修の条件(知識・技能・履修済科目等)

「土木計画の理論と数理」,「土木と環境の計画理論」,「交通システム工学」を履修済みであることが望ましい.

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