本講義では,建築環境工学の知見を元に,建築設備設計の基礎となる建築設備の概要,特に給排水衛生設備の理論と実際について述べ,設備を計画・設計する際の各種事項について論じる。更には,重要課題について演習,レポートを通して理解を深めて貰う。
本講義では,給排水衛生設備の意味,機器および配管の設計などの各種設備を計画・設計する際の基礎的事項を理解することを目的とする。
本講義を履修することによって,建築設備の中でも特に給排水衛生設備の理論と実際について述べ,各種設備を設計計画する際の基本的事項を修得することを到達目標とする。更には,給排水・衛生設備の実務について理解することを目標とする。
建築設備,給排水衛生設備
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
各講義において,専門分野について基礎的内容及び発展的応用的内容についての解説する。講義内容の確実な理解と応用力を養うために,講義内容に関連した演習問題を出題する。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 給排水・衛生設備特論概論 | 給排水・衛生設備の概要について説明ができる。 |
第2回 | 給排水・衛生設備の基礎 | 建物の給排水衛生設備の基本構成について説明できる。 |
第3回 | 建築設備設計の意義と役割 | 建物の給排水衛生設備の方式について説明できる。 |
第4回 | 建築設備設計の実務 | 建築機械設備等について説明できる。 |
第5回 | 給排水・衛生設備設計の実務 | 衛生設備の方式とその汚染防止技術の実務について説明できる。 |
第6回 | 設計実務における複合課題 | 機械設備,給排水衛生設備,電気設備など設備設計実務における複合問題について理解する。 |
第7回 | 最新建築物における設備設計 | 最新建築物における設備設計について理解する。 |
第8回 | まとめ | 建築物における給排水・衛生設備の実務について総合的に理解する。 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
特になし
藤井修二,他著:建築環境のデザインと設備,市ヶ谷出版社, ISBN978-4-87071-135-8
中島康孝,紀谷文樹,他著:建築設備,朝倉書店,ISBN4-254-26838-6
レポート(70%)・演習(30%)
履修の条件を設けない