この授業では、明治以降の日本における文化財保護制度について、その変遷と近年の新しい取り組みについて講述する。また、近代建築をリノベーションした作品について講義と現地見学を行い、これらの授業ののち、学生がそれぞれ優れていると考えるリノベーション建築の事例について調べ、プレゼンテーションを行う。
歴史的建造物の保存・再生で設計者が取り組むべき課題について、理解を深めることをこの授業の狙いとする。
本講義の目標は、日本における歴史的建造物の保存・活用の歴史について講義と現地実習から学ぶとともに、それが単なる懐古趣味みの行為ではなく新たな価値を発見し表現する、現代的な創作行為の一つであることへの理解を深めることを目標とする。
歴史的建造物、建造物の保存活用
✔ 専門力 | ✔ 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
講義1テーマ、現地実習2件、課題発表(各自)を行う予定・
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | ガイダンスおよび課題提示 | 特になし |
第2回 | 講義1:日本における歴史的建造物の保存活用の歴史(1) | 資料配付 |
第3回 | 講義2:日本における歴史的建造物の保存活用の歴史(2) | 資料配付 |
第4回 | 講義3:日本における近代建築の保存活用 | 資料配付 |
第5回 | 講義4:見学予定の建物についての説明 | 資料配付 |
第6回 | 現地見学1-1:公共建築(構造補強の方法) | 資料配付 |
第7回 | 現地見学1-2:公共建築(用途変更に伴う現状変更) | 資料配付 |
第8回 | 現地見学1-3:公共建築(新旧材料の表現) | 資料配付 |
第9回 | 現地見学2-1:ホール(構造補強の方法) | 資料配付 |
第10回 | 現地見学2-2:ホール(防災・安全対策) | 資料配付 |
第11回 | 現地見学2-3:ホール(材料の変更) | 資料配付 |
第12回 | 課題の発表・討議(1) | A1・1枚にまとめて発表 |
第13回 | 課題の発表・討議(2) | A1・1枚にまとめて発表 |
第14回 | 課題の発表・討議(3) | A1・1枚にまとめて発表 |
第15回 | 課題の発表・討議(4) | A1・1枚にまとめて発表 |
特になし。
特になし。
課題に対する成果物の発表を以て、単位取得の条件および成績判断の基準とする。
現地見学は40名を上限とし、希望者がそれ以上になる場合は、建築学専攻の学生を優先する。
特になし。