地震等により被災した鉄骨造建築物の損傷評価(被災度区分判定)および被災後補修について講述する。テーマには建築物の耐震性能に関わる塑性変形能力や耐震補強も含まれる。
本講義を履修することによって以下の能力を修得する。
1)被災建築物の被災度区分判定、被災後補修の流れを説明できる。
2)視覚的な情報から構造部材の損傷度を評価できる。
3)簡単な被災後補修設計を考案できる。
建築物、耐震工学、被災度区分、被災後補修
✔ 専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
一つのテーマにつき2回もしくは4回を基本に進めます。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 塑性変形能力と耐震性能(1) | 塑性変形能力に立脚した耐震設計を理解する |
第2回 | 塑性変形能力と耐震性能(2) | 塑性変形能力に立脚した耐震設計を理解する |
第3回 | 塑性変形能力と耐震性能(3) | 簡単な塑性解析を行う |
第4回 | 塑性変形能力と耐震性能(4) | 簡単な塑性解析を行う |
第5回 | 被災度区分判定と被災後補修の概要(1) | 被災度区分判定と被災後補修の概要を理解する |
第6回 | 被災度区分判定と被災後補修の概要(2) | 被災度区分判定と被災後補修の概要を理解する |
第7回 | 被災建築物の損傷評価(1) | 視覚情報に基づいた損傷評価法を理解する |
第8回 | 被災建築物の損傷評価(2) | 視覚情報に基づいた損傷評価法を理解する |
第9回 | 被災建築物の損傷評価(3) | 被災した耐震部材の損傷評価を行う |
第10回 | 被災建築物の損傷評価(4) | 被災した耐震部材の損傷評価を行う |
第11回 | 被災後補修設計(1) | 被災建築物の状況から残存耐震性能を評価する手法を理解する |
第12回 | 被災後補修設計(2) | 被災建築物の状況から残存耐震性能を評価する手法を理解する |
第13回 | 被災後補修設計(3) | 簡単な被災後補修設計を考案するための流れを理解する |
第14回 | 被災後補修設計(4) | 簡単な被災後補修設計を考案するための流れを理解する |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
なし
適宜資料を配布する。
演習:10%、レポート:90%
履修の条件を設けない