環境に対する人間の認識枠組としての風景に焦点をあて、文学作品、絵画など具体的な表象の分析や、学生自身を対象とした思考実験や心理実験結果をとおして、構造論、動態論的に考察する。
1.人間と風景との本質的な関係について理解が深まる。
2.表象の意味とその分析手法について理解が深まる。
風景、環境、空間、構造物、芸術
専門力 | 教養力 | コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | 展開力(実践力又は解決力) |
週1回7週にて実施。教科書を使用した一方向的な授業形式はとらず、予備知識のない状況で思考実験、心理実験を随時実施し、その集計結果と既往の仮説とをつき合わせてディスカッションする。
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | 風景論の概要 | 既往の様々な風景論を俯瞰し、問題点を整理 |
第2回 | 風景の表象 | 風景について思料する場合の方法論を理解 |
第3回 | 風景の構造 | 風景の構造の理解 |
第4回 | 文化と風景 | 文化と風景との関連性の考察 |
第5回 | 風景の動態 | 風景の動態論的考察 |
第6回 | 風景の革新 | 芸術という行為の意味の考察 |
第7回 | 風景の対立と共存 | 風景の対立と共存についての考察 |
学修効果を上げるため,教科書や配布資料等の該当箇所を参照し,「毎授業」授業内容に関する予習と復習(課題含む)をそれぞれ概ね100分を目安に行うこと。
思考実験、心理実験を効果的に実施するために、予備知識を与える教科書は指定しない。
使用する資料は随時配布する。
思考実験、心理実験への参加 (30%)
レポート(70%)
場所論を履修しておくことが望ましい。
saito.u.aa(at)m.titech.ac.jp
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居室:齋藤-西9号館501号室