本科目では、課題とされた地域を対象に、計画づくりに必要な資料収集や調査をグループ単位で行う。次いで、地域の魅力を発見するためのKJ法等を用いたワークショップを各グループで行う。最後に,資料収集、調査、ワークショップの成果に基づき、図面、パネル、模型などを用いた地域の魅力を向上させるための計画提案を作成し、発表する。
本科目では、都市計画・まちづくりを展開させる上での問題意識とその結果に触れ、地域を観察する目を養うとともに、関係者とのディスカッションや、資料収集を経て、計画づくりの基礎的作業を学んでほしい。
本講義を履修することによって次の能力を修得する。
1)都市計画、まちづくり分野における専門知識を課題解決に応用することができる
2)KJ法を用い,議論を展開し,まとめることができる
3)得られた成果に関して自らの考えを論理立てて文章にまとめ,発表することができる
4)グループで一つのものを完成させていくプロセスを習得する
発表,課題解決、KJ法,文献調査,論理的説明能力
✔ 専門力 | 教養力 | ✔ コミュニケーション力 | ✔ 展開力(探究力又は設定力) | ✔ 展開力(実践力又は解決力) |
週1回実施。随時、グループディスカッション
授業計画 | 課題 | |
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第1回 | インストラクション、グループ分け、対象地の選定 | 演習の目的、意義を理解する。 |
第2回 | 現地調査 | 現地で問題発見の糸口を探る |
第3回 | 文献調査 | 文献で現代の地域問題を理解する |
第4回 | KJ法の説明、実践 | KJ法を習得する |
第5回 | ブレインストーミング | グループで一つのものを完成させていくプロセスを習得する |
第6回 | 中間報告(問題と魅力) | 自らの考えを論理立てて文章にまとめ,発表する |
第7回 | 素案報告(エスキースチェック)、成果物作成 | グループディスカッションを通じて発想を可視化するプロセスを理解する |
第8回 | 最終発表、講評会 | 教員の指導を理解し、改善点を考える |
未定
川喜多次郎「発想法」中公新書
パネル等の演習成果物とパワーポイントを用いた発表により評価。地域の課題の理解度、およびそれが地域社会においてどのように構造化できるかの観点から評価。
他大学からの進学者は本科目を履修することが望ましい